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ブナ林はブユだらけ [日常]

朝一番にポケゼミで火曜日から延期した大学キャンパス内の鳥の観察会をこなし、その後に講義を1コマ。樹冠投影図の書き方や森林の空間構造の話題提供で、午後の実習にそなえる。例年、山で調査する服装からほど遠い恰好をしてくる学生がいるので、ブユに刺された写真やブユ対策なども紹介しておいたら、今年はハッカ油を購入してきた学生もいた。

昼食後にバスで白峰へ移動。大学から1時間で立派なブナ林にアクセスできるのは便利。例年は雨が混じる天気だけど、今日は暑いくらいの良い天気。去年から、ブナ実習の時期を早くして、梅雨にかかる前に一日は調査できるようにした効果か?途中、瀬女の道の駅でトイレ休憩をとり、2時過ぎに白峰に到着。そこから、20分ほどかけて調査地のブナ林に到着。しばらく雨が降っていないので、林内はカラカラ。山に登る途中で見かけた花は、コアジサイ、ギンリョウソウ、ササユリなど。普段はブナの幹にヤマナメクジとかいるのだけど、まったく気配がない。ブナ林調査はDNA実験用のキノコのサンプリングも兼ねているのだけど、今日は期待薄。30人ほどの学生を2チームに分けて、それぞれ25x25mのプロットで毎木調査。

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斜面で調査

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コアジサイ

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ギンリョウソウ

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ササユリ

最初はほとんどブユもいなかったけど、3時ごろから増えてきた様子。わたしは完全に足元も固めているので、ブユが寄ってきても気にならないけど、短いソックスをはいてきた学生はしっかりブユに襲われていた。来年からはこちらが指示した服装以外でやってくる学生は参加させないくらいにしたほうが良いかも。事前に資料を渡していてもこれでは意味がない。

今日は予定通り4時半ごろに調査を切り上げて、5時ごろにバスに戻る。帰りは途中休憩なく、そのまま大学まで直行して、予定通り6時前に到着。さすがに疲れた学生が多いようすで、帰りのバスは死んだように寝ていた。実質、森の中での作業時間は2時間半程度だけど、慣れないところを歩き、ブユに襲われる経験はほとんどしていないだろうから、疲れるんだろうな。まあ、斜面を歩き慣れていないのが一番だろう。

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この春から普段用デジカメをWG-3からTG-4に変えて、おおむね満足しているのだけど、野外で使っていると画面中央にフレアがでやすい。最初はレンズ汚れかと思ったけど、逆光時?に多い様子。室内作業ではあまり気にならないし、フラッシュを強制発光させれば軽減されるので、撮影する方向に気を付けるようにしよう。