SSブログ

コタキナバル三日目 [研究]

今朝もキナバル山は見ることができず残念。開会イベントはないので、招待講演でも座れないことはないだろうと思っていたけど、それなりの人が参加していた。会場外の展示には、中高生の団体も来ていた。招待講演の最初のGregory Asnerさんは、さまざまな測量機器を積んだ飛行機でサバ中を飛び回っている研究。どうやって小型機を運んできたのかと思ったけど、ハワイとかグアムとか経由してきたらしい。まだ予備的なデータしか得られていないけど、レーザー測量の結果、樹高90mを超える木が50本はあるらしい。すげーな。ダナムバレーに多いらしいけど、今まで見つかっていなかったのか、大きいと思われていたけど、測定したことがなかったのかどちらだろうか?

PB090329.jpg

PB090334.jpg

PB090335.jpg

コーヒーブレイクの時間にオランウータンを研究しているNGOグループの代表と打ち合わせ。採食生態で学位論文をまとめるつもりの方にわたしの別刷りを渡したら読んだことがあるとのこと。ほう、サイチョウ類まで目を通していましたか。その後、展示ブースも見て回ったけど、植物はともかく哺乳類や鳥類の学名ラベルは結構間違えていた。いったいどうしてそうなっているわけ?ラフレシアの花を切断した液浸標本はなかなかよかった。

PB090339.jpg

PB090340.jpg

PB090342.jpg

PB090343.jpg

昼食は街で簡単に済ませて、その後は野生生物局で打ち合わせ。今回の最大のミッションでしたが、無事に終了。これで今回の会議中にお会いすべき人たちには、一通り挨拶することができた。短期間で、まったく森に行かなかった海外出張だけど、次につなげることはできそうでよかった。夕飯は何故か森林局のお偉いさんのディナーに参加。世界は狭いということを知る。空港まで送り届けてもらって、予定の飛行機で帰国。さすがに0時50分発はちょっと眠い。

PB090336.jpg

PB090337.jpg