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能登島で海浜植物調査 [研究]

今日は朝から能登島の海水浴場を訪問して、オニハマダイコンを探す旅。これまでは内灘経由で出かけることが多かったけど、今日は津幡経由で白尾からのと里山海道にのり、能登島へ。最近の大雨で通行止めになっている可能性を心配したけど、2時間ほどで目的地の八ヶ崎海水浴場へ到着。魚釣りをしている人くらいで、海水浴場そのものはもう閉まっている様子。

衛星画像上から見る限り、能登島にはほとんど砂浜がなく、植生そのものが発達していない様子。最初に訪れた場所で見つかる可能性が一番高そうだったけど、ハマヒルガオやコウボウシバがあるくらい。目的のオニハマダイコンは見当たらなかった。時期的に枯れてしまっている可能性もあるけど、さすがに見過ごしてはいないだろう。ちょうど引き潮の時間帯だったのか、取り残されたイトマキヒトデとかクラゲが見られた。海草の間をハゼの仲間が泳いでいるのを見ることもできた。

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能登島の残りの場所は非常に小さい砂浜のようだけど、一応、確認のためすべて訪問してみる。こちらも植生そのものがほとんど見られなかった。まあ、植生がほとんどないので、規模が小さくて、砂浜自体が消失したりするのかもしれない。とりあえず、能登島にはオニハマダイコンは分布していなさそうということにしておき、帰路につく。2時間運転、調査に1時間、2時間運転とほぼドライブだった。

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今年の卒研調査で一通り石川県内の砂浜は調査して、オニハマダイコンの有無は確認したので、今後、分布が拡大してきた時の基礎データにはなるだろう。ただ、分布図はできたけど、次にどのような解析を行うのかはちょっと考える必要がありそう。本当は調査地の砂浜の砂もすべて採集しておくべきだったかも。

能登島から予定よりも早く帰ってきたので、午後は角間の調査地の様子を見てくる。8月中に草刈りが入ったのとこれから調査を行うカントウマムシグサの結実状況の確認。ハナンジャコの入り口付近はすっかりきれいに刈払われていた。秋に一度、調査区の草刈りを考えていたけど、これなら追加で草刈りする必要はなさそうなのでありがたい。いつもの樹液酒場を見に行くとやたらとノコギリクワガタが目についた。手に届く範囲だけで、オス4個体、メス1個体もいるのはちょっと不思議。果実は少なかったけど、キノコはたくさん出現していた。ただ、ヤマナメクジは見かけなかった。

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