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手取川上流のフィールド体験実習 [日常]

今日は1年生向けの手取川上流方面へのフィールド体験実習。例年はほぼ全員が参加する実習だけど、去年あたりから参加者が少なくなり、今日も半分を少し超えたくらいの参加者しかいない。石川県、特に白山市出身の学生であれば、最近はジオパーク絡みで訪問したことがあるかもしれないけど、大学生になってから見るとまたいろいろと違って見えると思うんだけど。

今日は二日目で、砂防科学館、市ノ瀬ビジターセンター、手取川ダムを巡る手取川上流行きのコース。道の駅でトイレ休憩をとり、ほぼ予定通りの時間で砂防科学館に到着。二グループにわかれて、大洪水のDVDを見るグループと砂防ダムの効果を見る実験を見るグループで見学。わたしも毎年のように引率していたり、家族で訪問したりしているので、担当者の方にすっかり顔を覚えられてしまった。

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砂防科学館からの移動の途中で百万貫岩を眺めて、市ノ瀬ビジターセンターに到着。昼食後に白山展望台へのトレイルを2グループにわかれて散策するスケジュール。風が吹くとドロノキの種子がまっていた。先日、ビジターセンターを訪問した際にアカショウマになっていた果実の写真がルイヨウショウマにきちんと修正されていた。今日はミヤマクワガタの頭部はおちていなかった。

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わたしもグループについて、ブナ林を散策。この辺はミズナラも結構生き残っているんだな。去年は結構結実したらしく、実生がたくさん見られた。ただ、キノコが多かったのに購入したばかりのキノコの教科書を持ってくるのを忘れたのは失敗だった。秋の草花では、クサボタン、アキギリ、アキノギンリョウソウ、サンインヒキオコシなどが咲いていた。今年は大学キャンパス内でギンリョウソウが開花しなかったのだけど、それを見に行っていた学生たちが秋のギンリョウソウを見ることができてよかった。予定を少しオーバーしたけど、これまでにないほど良い天気で非常に気持ちよくブナ林を散策することができた。あとで調べてみたら2012年と2013年は天気が良かったけど、2016、2017、2018は小雨がぱらついたりした天気だった。

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最後は手取川ダムの見学。散策が予定よりも時間が遅れたのでちょっと心配だったけど、予定通りに到着。ちょうど定期点検の時期だということで、水量はかなり少なめ。こちらでもDVDを見た後は、実際の設備を見ながら、解説を聞く。ここもだんだんと設備が小型化してきて、解説を聞く部屋もずいぶんとすっきりしてきた気がする。お土産にダムカードをいただいて帰学。
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