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宿題を片付ける [日常]

今朝はゆっくりと朝寝坊。ほとんど追加の積雪はなかった様子。ただ、山のほうは降っている可能性は高いので、自動撮影カメラが心配ではある。午前中は大掃除の続きで部屋を片付ける。鏡餅を飾って、のし餅を切って冷凍庫に保存。今年はちょっと薄めなので、包丁でさくさく切ることができて簡単だった。

学生たちには、年明けまでに卒論で使う図表をしっかりまとめて、その方法と結果までは書いてみるように宿題を出したので、忙しくなるのは年明けから。それまでは自分の仕事に集中するべく、まずは最後の査読レポートをまとめて送付。とりあえず12月中に依頼のあった査読業務はすべて終わらせたので、安心して年を越せそう。さすがにもう査読依頼は来ないだろう。

来年からEcological Researchの担当編集を引き受けたので、種子散布を研究している若手のみなさまにおかれましては、査読依頼をサクッと引き受けていただけるととてもありがたいです。年間どのくらいの数を担当することになるのかわかりませんが、種子散布以外の論文も担当することもあるんだろうなあ。

年明けの仕事始めまでに片付けてしまわなければいけない宿題が2つあるので、そちらの仕事が最優先の年末年始。

カメラ回収した [日常]

午前中は天候が安定しているようだったので、林業試験場の自動撮影カメラの回収に出かける。週末からかなり雪が降りそうだったし、今後の予定を考えるとトレイルに設置しているカメラは今回で回収。マムシグサとイチョウのカメラは果実の減り具合を見てからと思って交換用のカメラを持って出かける。

すでに間伐作業がかなり進んでおり、普段、駐車している場所はかなり明るくなっていた。さすがに大学周辺とは雪の量が違う。ただ、トレイルは普通に歩けるくらいで、マムシグサの果実も雪に埋もれているものは少なかった。

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運び出し作業

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雪の中のマムシグサ

イチョウはまだたくさん林床に転がっていたが、ネズミにチョコチョコ食べられているらしい。どーみても去年よりも落下数が多いよなあ。今年、カメラにあまり撮影されなかった理由はこれだろうなあ。

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イチョウ

さすがに標高が少し高いところは雪が積もってトレイルが埋もれていた。雪の上には獣の足跡が多数。イノシシやカモシカらしい。自動撮影カメラはいずれも無事に作動していたけど、雪の中を歩くオスジカが数頭撮影されていた。こんな時期にもうろうろしているのか。本当はもう少し置いてみたいところだけど、雪が少なかった去年でも最大積雪は1mを越えているので、今回で終了。また雪がなくなったら再開しよう。

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明日は今年最後のゼミと研究室の大掃除。

減らないマムシグサ [日常]

朝からみぞれの空模様。午前中は査読業務に取り組んで、関連する解析方法の文献を探す。やはり日本語でまとめてあると助かる。3月締め切りの総説もしっかり準備しておかねば。

昼食後、天気が少し増しになりそうだったので、予定を変更して角間の自動撮影カメラの確認に出かける。明日は晴れそうだけど、午前も午後も会議で身動きが取れないので仕方がない。果実がなくなっていれば、撤収するつもりだったけど、一応、交換用のカメラも持っていく。雪はまったく残っておらず、すっかり落葉していた。ただ、入り口のマムシグサは倒れたけどまだ果実が残っていた。カメラを設置していたもの12月3日とほぼ同じ状態で果実が残っていた。

カメラを確認するとタヌキ、ウサギ、ネコなどが撮影されていた。雪の中のウサギはなかなかよく撮れていた。この時期でもほとんど果実がなくならないので、来年度の卒研テーマにするのは難しいそう。ただ、このままカメラを撤収するのは悔しいので、もう少し継続してみる。

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入り口のマムシグサ

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観察中のマムシグサ

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ウサギは食べません

11月末から放置していた論文の修正作業に取り組まないといけないのだけど、完全に忘れてしまっている。しっかりメモしておかないといけないな。ちょっと体が冷えたのか、熱っぽいので早めに帰宅。

集中講義二日目 [日常]

意外とのどの調子はよさそうで、普通に講義はできそう。いい宿泊施設なんだけど、個人的にはベッドがもう少しかたい方が好み。昨日の昼食にする予定だったサンドイッチで朝食を済ませて、コーヒーで朝の講義。午前中は昨日の続きを話して、その後は種子散布の定義やその意義を簡単に紹介。マイナーな分類群の種子散布の話は時間がないのでカットして、そのまま群集レベルの話を紹介して午前中を終了。アジアゾウがどうしてあまり果実を食べないのかは私も知りたいところです。でも、たくさんあれば食べるのではないかな?

お昼は食堂でいただき、午後は種子散布者の有効性について長めに話す。東南アジア以外でもう少ししっかり有効性を評価した研究を紹介してもよかったのだけど、せっかくカオヤイで行われた研究が論文化されていたので、そちらを優先的に紹介。最後に森林の空洞化に関連した最近の研究を紹介して、ほぼ時間ぴったり5時に終了。二日目はちょっと早口で話しすぎた感じですが、どうにか伝えたかった内容は大体話せたかな。お世話していただいた皆様どうもありがとうございました。

今後、集中講義をする機会があれば気をつけたいこととしては、二日間マウスをクリックし続けるとかなり右腕にダメージが残るので、別の方法を考えたほうがよさそう。

明日は大学の忘年会。

集中講義初日 [日常]

雨の中、犬山へ向かって電車で移動。時間帯によっては名古屋に出るのではなく、岐阜から名鉄経由で向かってもそんなにかわらないようす。今日の資料は昨日のうちに送付したので、電車の中では明日の資料で引用している論文の内容を確認。一度、読んでメモ書きしてあっても忘れていることも多い。

名古屋駅での乗換えがスムーズだったので、予定よりも早い時間に犬山に到着。駅でお昼を購入して、霊長類研究所へ移動。天気がよければ散歩する距離だけど、雨が降っていたのでタクシーへ移動。到着後、事務で手続きを済ませて、湯本さんのところで午後からの講義に備える。

事前に受講しそうな学生の専門科目を調べようとネット検索してみたら、院生会がヒットしたのは、京大らしい。専門科目を見ていくと生態学関係の学生は少ないようだったので、基礎的なところからスライドを準備したのだけど、実際に参加したM1はあまりいなかった。まあ、必須ではないし、専門が大きく異なるとよほど興味がない限りは、この時期の集中講義には参加しないか。修士論文や博士論文を書く人にとっては忙しい時期だものなあ。

今日は自己紹介のスライドやついつい脱線した時間が多くて、予定していた3つ分を話す時間はなかった。2つ目までを話して、残りの時間に昔のカオヤイの映像を見てもらって今日の講義は終了。夕飯は台湾料理をご馳走になりながら、いろいろと情報交換。