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高山植物園にもマイマイガ [日常]

早朝に自動撮影データを利用したタイの小型の肉食哺乳類の分布と現状についてまとめた共著論文へのコメントを送信。14日の夕方が締めきりだったので、どうにか間に合った。文章の言い換えなどはネイティブの共著者のコメントが既にいくつか返信されているので、わたしは自分のデータが絡んだところと論文中での引用文献をチェック。でも文献管理ソフトを利用していないらしく、10本ほど引用漏れがあった。しかし、ざっとしか読む時間がとれなかったと書いてある人のコメントがかなり多い。確かに種毎の記載内容に統一性がない点は読みにくいので、投稿前に修正することになりそう。首尾よく出版されれば今後、タイで小型の肉食哺乳類を研究する人は必ず引用する総説になるだろう。

今日は海で家族サービスの予定が台風の影響でイベントが延期になったので、急遽、白峰の白山高山植物園へ。こちらも以前から訪問したいと思っていた場所なのだけど、なかなか行く機会がなかった場所。今年も今週末で開園期間が終了だったので、ぎりぎりのタイミングで出かけてみた。途中、通過した手取川ダムは意外と貯水率が高そうだった。平地では梅雨入り後にあまり雨が降っていないけど、山ではそれなりに降っているのか?それともこれでも例年よりも少ないのだろうか?

10時前に目的地に到着。駐車場には既に先客の車が数台あった。こんな早い時間帯から来ている人たちもいるらしい。駐車場から200mほどある程度整備された登山道を登る。雨の日だと結構歩きにくいかも。植物園までの登山道沿いではオカトラノオがたくさん開花していて、ツマグロキンバエ、イチモンジセセリ、ウラギンヒョウモンなどが訪花中だった。ここでもマイマイガの幼虫がナナカマドを丸裸にしていたり、湿地でガマを食べていたりした。ミズスマシの仲間が水面スケートをしている様子なんて久しぶりに見た。

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既に花の見ごろは過ぎており、目立つニッコウキスゲはほとんどが果実だった。ただ、来月の白山登山時の予習をするにはちょうどよかった。タカネマツムシソウやキリンソウなど開花中の植物には、ハナアブやハナバチが訪花していた。もう少しマルハナバチの仲間がいることを期待していたのだけど、あまり多くはなかった。これだと先日の林業試験場のサンゴジュのほうがマルハナバチの仲間が多かったな。

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今日は植物園の花を見るのがメインだったので、周辺の登山道を歩くことはせずに白峰に戻って昼食。来年はもう少し早い時期に来て見たい。その後、先日の実習時に残しておいたペグなどを回収するために家族とは別行動をしてから、帰宅。途中で赤くないヤマカガシにかなり威嚇されてしまぅた。登山道の真ん中で日向ぼっこ中だったらしい。気がつくのが遅くなってすみません。

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