採点終了

前期に担当した試験とレポートの採点は木曜日にようやく終了。いずれの試験も過去問対策をしてきた人には高得点をあげている人もいるけど、過去問を部分的に変更した問題の正答率は高くないなあ。それ以上に気になるのは、漢字の書き間違え。変な生物の名前ではなく、花蜜とか、仮説とか、本文中に書いてある単語をどうして書き間違えるのだろうか？

今年度は解答用紙の裏に講義への感想や意見を書いてもらったのだけど、なかなか面白かった。ただ、講義の配布資料やスライドへの意見はもっと早く教えてくれれば、講義期間中に改善できた点でもある。もっと早い段階でこういった意見を吸い上げるような時間をとったほうが良かったのか。一年生向けの生態学の講義では、講義内容に関連した学部生向けの書籍を回覧したことに対して、肯定的な意見が多かった。小規模大学なので大学生協もないし、大学近くに専門書が並んだ大型書店もない。一番身近であるはずの図書館にある本で、比較的読みやすそうなものを紹介しているのだけど、学生たちが紹介した本を借りたとか、フィードバックがあるといいなあ。そういえば、フィールドの生物学の「バッタ本」を購入しましたと書いてあった答案もあった。紹介したかいがありました。

採点終了後に熱帯生態学会NLの編集作業を終えたので、さくっと印刷所へ送信。今夜中に査読レポートを仕上げて、明日は自分のプレゼンファイルを作りたい。日本語ファイルを英語に直すのだけど、日本の生物の英名や学名を調べるのが意外と面倒。日本の研究を英語でプレゼンする機会なんて今までなかったからなあ。