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サラワク二次林調査10日目 [研究]

昨夜はなんやかんやで23時まで調査メモをまとめたり、自動撮影カメラの地図を作っておいたりとしていたので、のんびりと6時に起床。もう一度、荷造りを確認して、7時に朝食に出かける。今朝のラクサは結構、ビーフンの量が多くて、満足感があった。店によってずいぶんと違うなあ。いずれにしてもSerianでの食事はどれもおいしくいただきました。少し早目の9時に出発することにして、残り時間でメールチェックと荷物の再確認。スーツケースはまだ余裕があるけど、20kgは超えていそう。

調査前半は体調不良だったこともあり、朝のバードウオッチングにも出かけなかったし、自動撮影カメラもチェックするほど動物が撮影されていなかったので、Birds of BorneoとかMammals of Borneo全く使わんかった。今度来るときに必要になりそうなら、KLの空港でトリムに乗るところに売っていたので、購入することにしよう。いずれも電子版で購入できるなら、そうしておくのがよさそう。何せ2冊持つと重いからなあ。調査用に購入したレッツノートに保存するのがよいだろう。

予定通り9時に宿舎を出発して、クチンへ向かう。こっち方面の道路はこんなにきれいだったっけか?今までの調査で悪路を走ることが多かったので、穴ぼこのない片側2車線の舗装道路は走りやすい。1時間15分ほどで空港近くの森林局の建物に到着。まずは図書室に立ち寄り、書籍を眺める。本当はサラワクの樹木の現地名のチェックリストを購入したかったのだけど、すでに絶版になっていた。仕方がないので、まだ購入していないTree Flora of Sabah & SarawakのVol. 7とVol. 8を購入。ただ、このプロジェクトもこれで終了したらしい。Volume 8はバンレイシ科が含まれているので楽しそう。

その後、こちらのカウンターパートの方にご挨拶してから、ユニマスへ移動。滞在中、ずっと調査に付き合ってくれたユニマスの学生の指導教員のところにマレーシアに置いていく荷物を置かせてもらう。その後は空港近くの中華料理屋へ移動して、昼食。金曜日の昼前は小学校に迎えに行く車で渋滞していた。今回の中華料理は散々食べてきたけど、今日のお店はさすがに同じメニューでもちょっとずつ高級感あふれる料理でおいしくいただいた。

その後は空港に移動して、荷物をチェックインしてしまう。ミリに移動するIさんと空港で仕事をするつもりの私はそのまま出国審査場へ向かい、残りのメンバーはクチン市内に出かける。今年中にどうにか自動撮影カメラの設定はすることができたので、あとはカメラが盗まれずにデータを得られることができるとよいのだけど。少なくともサラワク州で行われた自動撮影カメラの文献情報は早めにまとめておこう。

クチンの空港での待ち時間はネットにつないでメールチェック。査読依頼していた論文の結果が戻ってきていたので、編集仕事に取り掛かるつもりだったけど、評価が割れているときは対応が難しい。帰国後にもう一度しっかり読み直して、私のコメントも付け加えて判断しよう。ちょっとだけ生態学会の自由集会のスライドを準備。持ち時間は20分なので、レビュー部分を減らして、ヤマナメクジとノトマイマイのデータをできるだけ見てもらうことにしよう。

クチン市内から戻ってきた京大グループと合流して、KLへ移動。うとうとしている間にKLに到着。あまり待ち時間は長くないので、KLでは大学用のお土産を購入して、その後は2Fのスタバでメールチェック。卒業旅行の学生に見える日本人がたくさんいる。日本への帰国の機内では、邦画を見てのんびりと過ごす。3時間ほどしか眠れなかったけど、まだ肌寒い関空に無事に到着。
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