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畑と庭の草むしり [日常]

先週はできるだけジョギングしてきたけど、今朝はレスト。去年の同時期と比べると体重は4キロくらい少ない。まあ、去年は5月以降に野外調査が続いたので、運動不足が解消されて行って、その後の体重をキープしている感じ。だいたい大学院生時の体重に戻ったけど、あのころと比べると筋力は衰えているので、筋トレしたほうがよさそう。坂道のぼると疲れるものなあ。

起床後、すぐに体温を測り、カレンダーに記録。ここ2週間、毎日記録しているけど、朝一番は36度前後で、同じ体温計を使っている子供よりも1度くらい低い。高校生の頃にも体調管理のために毎朝、測定していたけど、あの頃はもう少し体温が高くて、36.5度くらいではなかったかな。

朝食後は自宅周辺の草むしり。まずは畑のタマネギ周辺を草むしりしていると、先週、播種したハツカダイコンが芽生えていた。食べるまではしばらくかかりそうだけど、結構たくさん植えたので、毎朝のおかずにはできそう。隣の田んぼビオトープでも数日前からアマガエルの鳴き声がするようになっていたけど、草むしり中にもたくさんでてきた。3月は暖かったけど、4月に入ってからあまり気温が上昇しない天気が続いていたけど、カエルたちも目覚めてきた様子。トノサマガエルやツチガエルが鳴き始めるのはもう少し後かな。

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ついでに玄関周辺のスギナとドクダミも草むしり。ウスカワマイマイがたくさんいるのだけど、ノトマイマイも数個体でてきた。以前、職場の同僚からいただいたギョウジャニンニクとか植えてあったのだけど、消えてしまったなあ。まあ、もう少し真面目に草むしりして、いろいろと管理しなければいけなかったかな。サンショウはすっかり大きくなってきたけど、まだアゲハが来るほどではないな。やはりミカンを植えたいなあ。

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エディター業務で、査読レポートがそろったので、サクッとまとめる。再査読とはいえ、レフリー二人とも素早く対応していただいたので早く終わりそう。残りは自分で引き受けた査読業務が2つ。オンライン講義の準備もあるので、今週中には片付けてしまいたい。
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自宅待機の準備した [日常]

明日、年休を申請しているので、今日は朝から研究室に出かける。先週、石川県でもかなりコロナの陽性者が増えて、県立学校などの休耕期間が延長された。うちの職場でも研究室に入れなくなる可能性を考えて、飼育中のヤマナメクジなどを自宅に持ち帰ることができるように準備。いつもは月曜日に世話をしているけど、エノキを入れ替えて、ちびっ子たちは大きめの水槽に入れ替えて、車で一度に持ち運ぶことができるようにしておく。自宅の地下室で飼育するのであれば、家族から文句も言われないだろう。

その後は週末に引き受けた査読対応。先週、査読レポートを返却した雑誌から来た新しい査読と先月、査読レポートを返却して、リバイス原稿が戻ってきたものが重なってしまった。まあ、先週、コメント返していたら、この時期でも査読できそうな人には入っているんだろうなあ。リバイス原稿はしっかりコメント対応してあった。ある引用文献にそんなデータが掲載されていないとコメントしたら、考察部分に書かれていた。あ、データで提示してあるわけではなかったね。こちらはすぐにコメントをまとめたので、とりあえずシステムに登録。明日、もう一度読み直してから送信しよう。もう一つは地味なデータだけど、長期データで貴重な結果。ただ、気になる点があるので、もう一度、関連文献をチェックしてから、コメントをまとめたい。こちらは来週中にどうにかしたい。

その後は大学業務の年度末のとりまとめの資料の作成。金曜日が締め切りだったので、そこまでに送付されてきたデータを報告書用にまとめたけど、2つほど足りない。もう締め切りまでに送られてこないものは放置したいところだけど、週明けにもう一度リマインド送るか。

昼食に帰宅するまえに大学近くの電気屋でオンライン講義用のヘッドセットを自宅用に追加購入。すっかり在庫が寂しくなっていたけど、ゲーミング用はまだたくさん売られていた。昼食後の午後は畑仕事。元肥を準備した畝にジャガイモの植え付けとプランターにハツカダイコンの種まき。ジャガイモは例年よりも多く植え付けたけど、あまれば近所に配ればよいだけなので、まあ、いいだろう。いつもGWに野菜苗を植え付けているけど、マルチも早めに準備しておくか。

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オンライン講義の準備もしているけど、GW明けに開始する大学も多そうなので、そもそも双方向が無理な気もしてきた。だいたい、現状だとZoomがダメだった時に違うシステムを使えないので、パワーポイントに音声録音したファイルも準備しておいたほうがよさそう。まあ、自宅待機しなくて済むことに越したことはないけど。
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カントウマムシグサの種子散布の論文 [研究]

今朝、めでたく受理通知が届いたカントウマムシグサの種子散布に関する論文。

大石里歩子, 前田大成, & 北村俊平 (2020) 日本の温帯林におけるサトイモ科カントウマムシグサの種子散布者としての鳥類の有効性:果実の持ち去り量と発芽への影響. Bird Research 16:XX-XX.

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2012年に石川県立大学に来てから、自動撮影カメラを利用して林床の果実持ち去りを定量化する研究を続けています。サトイモ科テンナンショウ属については、すでに関東地方や西日本の先行研究から、主な果実消費者は鳥類であることは明らかにされています(Suzuki & Maeda 2014a, b, 小林ほか 2017)。

Suzuki T & Maeda N (2014a) Frugivores foraging on a Japanese species of the Jack-in-the-Pulpit, Arisaema angustatum (Araceae), with reference to the general framework of the links between Arisaema and its major frugivore groups in Japan. Biogeography 16: 79-85.

Suzuki T & Maeda N (2014b) Frugivores of poisonous herbaceous plants Arisaema spp. (Araceae) in the southern Kanto district, central Japan. Journal of the Yamashina Institute for Ornithology 45: 77-91.

小林禧樹, 北村俊平, & 邑田仁. (2017) 日本産テンナンショウ属(サトイモ科)の果実熟期の分化と鳥類による種子散布. 植物研究雑誌 92:199-213.

私たちの研究では、石川県内のカントウマムシグサArisaema serratumの果実消費者とその持ち去り量を2か所の調査地で3年間にわたり調査し、種子散布者としての量的な有効性を解明しました。さらに量的に有効な種子散布者が散布した種子の発芽実験から、質的な有効性の一部についても検討しました。

カントウマムシグサの果実を利用する動物を調べるため、2013年秋から2016年春にかけて計60個体のカントウマムシグサ(2013年:11個体,2014年:20個体,2015年:29個体)の果実持ち去り動物を記録し、動物種毎の果実持ち去り数を計数しました。果実の持ち去り数の上位3種は、ヒヨドリ(31%)、シロハラ(26%)、トラツグミ(5%)でした。さらにヒヨドリやシロハラが散布した種子の発芽率とコントロールには有意差は見られず、両種ともに発芽能力がある種子を散布していることを明らかにしています。

果実の持ち去り量のデータは2016年までに解析済みでしたが(ファーストの学生)、発芽実験用のヒヨドリとシロハラが散布した種子の回収にさらに3年間を費やしました(セカンドの学生の調査の一部)。過去の卒論の図表を3月中旬から毎晩、少しずつ手直しして、年度末の2020年3月31日に投稿、4月7日(!)にコメントが戻ってきて、4月8日に受理されました。コロナで大変な時期に素早く対応していただきありがとうございました。

先行研究や私たちの結果をふまえると日本国内のかなり広い範囲で、秋に結実するテンナンショウ属の果実を主に消費しているのはヒヨドリとシロハラではないかと考えられます。ちょっと面白いのは、10月から11月の渡り途中に果実を食べるコマドリやマミジロですが、詳細は論文を読んでください。

これで続きの論文が書きやすくなったはず。
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ナメクジを探してきた [日常]

朝は大学のオリエンテーション。とりあえず講義は2週間開始を遅らせて、その間に体調管理をしっかりしてもらう。その間に教員側もオンライン講義に向けて準備することになる。ただ、2週間後、講義をやるような状況になっているのかはちと疑問。学会業務でZoom使っていた経験がこんなところで役に立つことになるとは。ヘッドセットも昨日、最寄りの電気店で一つ確保したし、大学キャンパス内で使うノートPCのWifiも準備できたので、あとは講義の中身と配布資料とかをどうするかだな。講義はともかく、担当している実習は半分以上、バス移動を含むから、どうしたものか。大学から歩いて行ける範囲のネタに変更するべきか。

その後、林業試験場に出かけて林内をウロウロ。花見客と思われる人がちらほらいるけど、その方々は明るいところのカタクリなどを見ている。こちらは薄暗いスギ林の中を歩いて、ヤマコウラナメクジの仲間を探す。今年は長期間のフィールドワークができないことも考えて、実験室でも対応できる卒業研究ネタにするつもり。朝から晴れていたので、あまり活動していないかと思ったけど、しばらく探すと1匹発見。その後もウロウロしていると20匹ほど確保できた。去年、一度、真面目に探した経験で、サーチイメージができているらしい。少し広めの視点で、青黒く光る物体を探すと見つけやすそう。うーん、最初はゼニゴケとかコチャルメルソウとかある渓流沿いで見たのだけど、スギ林の林床にも普通にいるらしい。ヒメアオキとか結実しているなあ。

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研究室に戻ってからは昼食を食べながらコロナ情報をアップデート。今までは近い分野の研究者のtwitterとか眺めてて、情報収集していたけど、最近はコロナ関係の情報を眺めている時間が長い。自衛できることはやっておかないとね。その後はサラワクの自動撮影カメラの映像のデータおこし。こちらは昨年度までの共同研究なので、報告書までには終わらせてしまいたい。

残念ながら基盤Cは不採択だったので、そちらで検討していた研究も予算をどこかから確保することを考えないと。今までサイチョウネタで出したときは確実に採択されているけど、日本国内のネタは2回とも不採択。ちょっと手堅いネタにし過ぎたか。タイのサイチョウの研究は一年延長して、この5月に調査するつもりだったけど、とてもタイに行ける状況ではない。12月くらいまでに落ち着いていれば、別のアプローチができないことはないのだけど、こちらもどうするか考えておかないと。今のところ、タイチームは森で調査はしている様子。
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