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フユイチゴ調査の準備した [日常]

あっという間に12月になってしまった。今日は3年生と朝から林業試験場でフユイチゴ調査の準備。卒業研究の予備調査というか、実質的には今年度中にデータを収集しておいて、来年度は就活をしながら解析する方向。12月に結実する植物だとさすがに4年生になってから対応するのでは間に合わない可能性が高い。しかも今年は他の果実が少ないので、フユイチゴも早く食べられる可能性も高いので、慌てて準備。ただ、去年はフユイチゴに設置したカメラは寒さのせいか、いまいち動物の撮影効率が悪く、果実の減少パターンをとらえきれていなかったので、その辺を改善できないか悩ましいところ。

まずは去年と同じ場所の個体を対象にして、ナンバーテープで果序ごとにマーキング。まだ果実が膨らんできていないものもあるので、こちらの集団はこれからカメラをおいても十分に間に合いそう。もう一つ、西日があたるところの集団はすでに果実を食べられている個体もチラホラ。シロハラかなあ。カメラをおいておけば、そのうち判明するだろう。ただ、フユイチゴは12月に林床で果実が利用されるので、日中でも白黒映像になってしまうことがあるのが難点。フユイチゴって、ツブツブがすごく少ないんだな。味にコストかけなくても食べてもらえるのかもしれんけど、初夏に熟しているキイチゴと比べると味はいまいち。

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2か所で600個ほどの追跡調査の準備をして、10台のカメラを設置した。去年も同様なデータを収集しているので、動物をしっかり記録できれば、卒業研究としてまとめることはできるだろう。カントウマムシグサはかなり食べつくされてきたので、残りはヒヨドリジョウゴくらいか。

フユイチゴといえば、大学院生時代にみんなでナツハゼとフユイチゴを大量に採集してきて、ジャムを作って食べたのが懐かしい。
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