SSブログ

クマの勉強中 [日常]

ここ最近の通勤電車で読んでいたのはクマの本。生態学会の自由集会での発表に向けて、日本に在来の果実食動物についての最新情報を勉強中。さすがにツキノワグマの系統地理学的な論文まで目を通している余裕はないので、こういった形でまとまっている日本語の本はありがたい。

大井 徹(著) 東海大学出版会
ツキノワグマ―クマと森の生物学
1102823192.jpg

坪田 敏男 & 山崎 晃司(編) 東京大学出版会
日本のクマ―ヒグマとツキノワグマの生物学
1106004033.jpg

さすがに2冊続けて読むと最近のクマ事情についてちょっと詳しくなった気になれる。次は順番的にはJapanese MacaqueかSika Deerだけど両方とも持ち歩くにはちと厚い。果実食を考えるとテンとかタヌキの情報を同じような形でまとめてあるとよいのだけど。

午後は職場の仕事の関係で神戸大学発達人間学部へ。用事のある研究室にうかがう前に生協で昼食メニューを眺めているとU丸さんとT見さんに遭遇。一人で来ていたのなら、そのあと研究室にうかがうこともできたのですけどね。無事に用事を終えて、もう一件の依頼先からも返事が戻ってきたので、2月のイベントの準備が巣少しずつ進んできた。問題は参加者の確保だけど、こればっかりは私の努力だけではどうにもならないので、みなさんにもう一度依頼メールを送付。

リバイス中の共著論文はBiotropicaへ再投稿されたらしい。うまくいきますように。もう一件リバイス中の論文は責任著者がMAXENTがらみでわからないことがあったので、制作者にメールで問い合わせたところ、最近、Diveristy & Distributionsに掲載されたElith, J., Phillips, S. J., Hastie, T., Dudík, M., Chee, Y. E. and Yates, C. J. (2011), A statistical explanation of MaxEnt for ecologists. Diversity and Distributions, 17: 43–57を読めと返信がきたので、お前らも読んでくれと送ってきた。つい最近、この論文、プリントアウトしたんだよね。しっかり読めていないけど…。偶然とはいえ、やはり読まねばならぬのか。