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突然の訃報 [日常]

バンコク市内は今日から臨時休日らしく、ピライさんの秘書に送ったメールは自動返信で戻ってきた。しばらくすると返信メールが届く。携帯電話に転送していたらしい。バンコクでは、どこが水没するのかわからないので、来月もどんな様子かなんとも言えないとのこと。海外安全ホームページでも渡航延期勧告に引き上げられているので、来月の出張はちょっと難しいかな。

先日からリバイスしている共著論文の責任著者が急死したとのメール。バンコクの洪水とは関係なさそうだけど、詳細は不明だけど先週末に亡くなったらしい。共著論文を書いていながら一度もお会いしたことはないのだけど、タイ国内で眠っていた哺乳類の調査データを論文化したり、学生を指導したり、今回のような自動撮影のワーキングループを組織して、共同研究を進めたりと頑張っていたらしい。タイの哺乳類の保全に関しては大きなダメージだろう。急遽、共著者の中から代表を選び、雑誌の編集担当に連絡して、今後の対応を検討。

カオヤイのフェノロジー論文の投稿を進める準備を開始。さすがに5年以上経過しているので、中身を思い出すのに時間がかかる。こういったものはリジェクトされたときにすぐに対応しておかないとだめですな。今年中には何とかしたい。

結構大変そう [日常]

先月末にコメントを求められていた共著論文の改定稿が送られてきた。現在バンコクにいるけど、ここ数日で自宅が洪水の影響を受けるかもしれない(まあ準備は万端だけどね)とのこと。先週までは比較的楽観的に見ていたけど、このままだと来月の調査は難しいかな?今日のニュースだとマヒドン大学の周辺も水害の影響が出てきそうなので、どうしたものやら。チャオプラヤ川の水位が堤防を超えそうらしい。

ようやく熱帯生態学会のHPの移転作業に着手。そろそろNLの原稿の締め切りなども連絡しないといけないので、届いていないところには催促のメール。原稿が届いている人には校正原稿を送付。今月は予定していなかった原稿がいくつか届いたので、10ページ程度の内容は確保できそう。ただ、2年前と比べると研究内容を紹介したようなオリジナルの原稿が少ないので、その辺の原稿をどうにか増やしたいところ。

今年度の第一イベントが2週間後に迫ってきたのでいろいろと詰めの作業が増えてきた。結局、いろいろと把握しておかなければいけないところがあってなかなか面倒な仕事が多い。まあ、自分でスケジュール管理ができるのでその辺は時間をうまく使えばよいのだけど。

今のところ大丈夫らしい [日常]

半年ほど前に全く知らない農業系の雑誌から筋違いの論文の査読依頼があって、さっくりと断ったのだけど、今度は同じ雑誌から動物による種子散布の論文の査読依頼。ただ、フィルタリングでジャンクメールと判断されていて、しばらくゴミ箱に放置されていた。ジャンクメールは英文が多くて、添付の付いたものも多いので、危うく処分してしまうところだった。別の調査地で似たようなシステムの論文を査読した経験があったので、さらっとコメントを書いて返送。

10月初めに投稿した論文の受け取りメールがようやく届く。しばらく調査に出ていたのかな?査読レポートが届き次第、返送するとの連絡。わたしだけではなく他にも原稿の提出が遅れている人がいるらしく、特別号の出版は遅くなりそうとのこと。確かに7月末の段階で私が持っている種子サイズのデータを追加して、新しく論文を書こうとしていたので、その辺のことも考えると…。

FSD2010の特集号は、大会組織委員会によるイントロ部分の論文がオンラインで掲載されたので、予定通り今年中に公表されそう。リバイス中の自動撮影の論文は、主著者のコメントへの対応に対して、共著者からいくつかアドバイスのメールが届いているところ。その辺はもう口出しできるレベルではないので、わたしは引用文献の形式が投稿規定に全くあっていないところを修正して送付。この週末に修正原稿が再投稿される予定。

天気予報を何度確認しても明日は雨になりそう。セミナー参加に順延の連絡。メールと電話とFAXを駆使してもなかなか連絡がとれない人もいるけど、どうにか夕方までに連絡を終了。しかし、この場所をセミナー会場にした時はすべて雨に降られている。23日は天候が回復しそうなので何より。

バンコクのピライチームに連絡してみたところ、今のところ大学周辺は問題ないけど、アユタヤ出身のスタッフの実家は水浸しの状態が続いているらしい。11月中旬にタイに行くころには回復していて欲しいのだけど、微妙かも?

森林植物園の下見 [日常]

週末のセミナーに備えて森林植物園内のコースで結実している果実を探しに出かける。去年、ほぼ同じ時期に下見をしているのである程度結実している果実は把握しているけど、どのくらい熟しているのかを確認。北鈴蘭台を10時5分の送迎バスに乗って、森林植物園に10時15分に到着。まずはBコースを歩いて、結実している植物を探す。カツラの木の周辺は甘い匂いが立ち込めている。今日はいい天気でのんびりと散歩するにはいい感じ。

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下宿の近所の街路樹の果実

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ヤマウドにはカメムシが何匹もいた。

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ナンバンギセルが咲いていた。去年はもっとたくさん咲いていた。

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ナナカマドを撮影していた人多数。

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たくさんの昆虫が来ていた。

去年は時期的にちょっと遅かった感じで、1週間前に下見した時にぎりぎり残っていた果実が、本番時にはまったくなかったりして、大変だった。今年は時期的に少し早いのかまだ色づいていない果実が多い。まあ、果実があればなんとかなるだろう。花と違って果実の場合は、形態にあまり差異はない。そのため見た目だけでは、ファーストフード店系の果実、高級店系の果実といった違いを説明するのが難しい。まずはどんな色が多いかくらいはメモしてもらおう。まあ、赤か黒だよな。

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クサギ

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ヤマコウバシ

花の場合、ある程度の時間観察していれば、訪花昆虫を見ることができるけど、果実の場合、ほとんど運で、双眼鏡がないと観察は厳しい。今日はヒヨドリがうろちょろしているのは見えたけど、果実の採食シーンは見られず。唯一のんびりと観察できたのはエゴノキを訪れていたヤマガラくらい。複数羽でうろちょろしていたけど、来週までエゴノキの果実が残っているか微妙。ただ、カメムシのように種子食昆虫ならじっくり観察できるので、その辺に期待。

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日向ぼっこ中。

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おいしそうな果実。

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足にもいろいろついていた。

4時間ほどかけて予定していたコース沿いの果実を探して回り、説明するポイントの整理。配布資料用の果実写真はかなり撮影できたし、昨年同時期との比較をすれば、フェノロジーの違いなんかを説明することもできるかな?週末に晴れてくれないと困るなあ。

当たったらしい [日常]

来週のセミナーの下見に行くつもりだったけど、雨で断念。昨日の夜にかなり雨が降ったせいで、職場の居室はまたも水浸し。いい加減、修理して欲しい。そういえば、バンコクもかなり危ない状況らしいけど、来月には回復しているだろうか?洪水で調査にならなかったら話にならんからなあ。今年は雨が多いとなると11月中旬でも調査にならないかも?

そろそろEAFESの登録申し込みが始まるので、それに合わせてHPの内容を書き換える。この1週間毎日多量のメールが飛び交っていたので、全部に目を通すだけでもかなりの時間を消費しているけど、ようやく終わりが近づいてきた。もっと早くから進行管理をかける必要があったかな。

自宅から以前応募した懸賞に当選したとの連絡。雑誌の懸賞で1名様だったので、子供にこんなのなかなか当たらないよ、と言い聞かせて応募したはずだったのに…。こういった子供向けの雑誌の懸賞に当たった記憶はないけど、当たることもあるんですな。しかし、初めて出した懸賞で欲しかったものが当たるのは何ともなあ。

調査地の下見 [日常]

来年から国内でも真面目に調査をする予定なので、調査予定地の下見。ここに来るのは何年振りだろうか?それなりの広さがあり、研究用のタワーなどもあるので、その辺を活用した調査を考えてみるかな。あまり自分でデータを取ることはできないと思われるので、まずは自動撮影カメラを用いた定点観察調査や音声記録装置を用いた継続調査とかだろうか。ブナ科が多いのなら、げっ歯類の種子散布もちょっと取り組んでみようか。

先日リバイスして送り返した共著論文で、なぜか著者の一人である私に査読依頼が来て断った論文がマイナーリビジョンで戻ってきた。再投稿時に新しい査読者が二人ついたけど、二人とも好意的な反応で、担当編集委員がかなり積極的だと読み取れるコメント。自分が主著者の論文でもらったコメントにThe manuscript was well written and easy to followなんてなかなか書いてもらえない。自動撮影データを用いた共著論文として最初の成果になりそう。

この週末に片づけてしまわなければいけない仕事が多数あるのだけど、なかなか進まない。急ぐべきはEAEFS関係の仕事で、自分で進めておけるところはさっさとやればよいのだけど、そうもいかないところがあるので難しい。今年は種子散布関係の自由集会を企画することになるので、その準備もいろいろと進めねば。