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種間関係の生物学 [本]

今の職場に来る前に書き上げた和文がようやく完成して手元に届いた。口絵にオオサイチョウの写真を綺麗に配置して頂きました。さすがに文章を仕上げてから、印刷されるまでに時間がかかりすぎているけど、済んだことは仕方があるまい。執筆者一覧で、現在の所属を書いても良かったのだけど、3月中旬に発売されて、4月から所属が変更することになるので、そのままにしておいた。
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自分の章については、さらに詳細な内容をフィールドの生物学シリーズで紹介しているので、そちらを読んだ人には、あまり意味はないと思います。別刷りが少しあるので、この辺は研究内容に興味がある学部生とかに配布するかな。生態学会の会場でも販売されるそうですので、興味のあるかたは手にとって見てください。コラム3に書かれている「博物館標本の活用術」は、博物館の標本利用について、実体験に基づき、丁寧にまとめてありますので、博物館を利用しようと考えている人は一読の価値があります。

自由集会の趣旨説明用にWeb of Scienceを利用してFSD論文の傾向を整理。単純に日本からの論文数が少ないだけではなく、論文の質にも問題があるのだろう。ただ、日本の独自性をうまく生かした研究は行うことができるはずなので、その辺に着目した流れにしたい。