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ESJ60二日日 [学会]

ホテルの朝食バイキングは毎日同じメニューでは無さそうなので安心する。朝のシンポジウムは、最先端技術の話を聞く。今まで見えなかったところにどうやって切り込んでいくのか、さまざまな技術開発が進んでいるのは伝わってきた。大規模な菌根と実生の播種実験は結果が面白そうですな。いずれにせよ新しい技術で何を明らかにするのか、これまで以上に調査対象とする生物やシステムの選定が需要になってきそう。

お昼は野外安全委員会のフォーラムに参加。若い学生だけではなく、これから学生を指導する立場になるPDも参加していたので、それなりに需要があったようで何より。ただ、午前中からのシンポジウムが終わる時間と開始時間が同時に設定されていたのは反省。時間的には余裕があったのだから、プログラム編集の段階で、後ろにずらすことは可能だった。忘れないうちに企画委員会のMLに流しておかねば。その後は種子散布関係のポスターを中心に見るつもりだったけど、半分も見ることができなかった。ケンポナシが結構さまざまな哺乳類に食べられているのとシラタマノキがウサギにかなり種子散布されている可能性が高いのが面白かった。これからタヌキの研究が結構進んでいくのか?

午後の企画シンポジウムは人工林の話を聞く。来年度は調査地でスギ間伐が予定されているので、先行研究としてどんなことが調べられていのかを知ることができてよかった。ただ、林齢がかなり異なるので、間伐の影響は随分と異なる可能性が高いだろう。シンポは途中で抜けだして、早めに自分がしゃべる企画集会の部屋へ移動。随分と広い会場で、スクリーンも巨大だった。

会場の参加者を見る限り、動物の移動分散を扱っている人が多い感じだったけど、植物の種子散布関係の人もチラホラ。企画者の入谷さんのイントロの後喋りはじめた頃には会場はかなり埋まっていた。これだけの研究者を前に話しをするのは久しぶりだなあ。持ち時間30分くらいでと言われていたのに40分以上話してしまい反省。最終的に企画者の入谷さんの講演と総合討論の時間を大幅に削ってしまった。昨日、練習した後にちょこちょこ修正して、スライドを追加したのと余計な話をしてしまったのがまずかった…。すみません。個人的にも入谷さんの話はもう一度しっかり聞いてみたい。

夜は静岡駅周辺で懇親会。普段、あまり話をすることのない人とゆっくりと話をすることができてよかった。ナメクジの話が印象に残っていたようだけど、あんまり種子散布者としては貢献していない可能性もあるので、なんともなあ。若いと思ったら学部生が数名懇親会まで参加していた。学部生の参加費を無料にした効果がそれなりにあったようで何より。

終電で東静岡に戻って就寝。