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カメラをおいてみた [日常]

朝は随分と冷え込んだ。天気は良さそうで、白山がよく見える。朝一番にNLの編集仕事を終わらせて、その後は角間の里山へ。夏に個体識別しておいたマムシグサの果実の結実状況の確認。そろそろ熟していてもおかしくはないので、自動撮影カメラも3台準備して出かける。

随分と森林管理作業が入ったようで、調査地の入口付近はきれいに下草が刈りとられていた。マムシグサは一緒に刈り取られてしまったらしく、果序が一つ落ちていた。赤くはなっているけど、ちょっと果実が小さい感じ。一番立派な個体は調査するには良さそうな色づきになってきていたけど、こいつは直射日光が当たる環境なので、カメラを置くのは難しそう。

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その後も調査トレイル沿いを歩きながら結実状況を確認。台風の影響なのか、倒木が結構あるし、完全にトレイルを塞ぐような形で倒れているものもある。マムシグサも結構倒れてしまっているものや、完全に消えてしまっているものもある。お、まだ樹液酒場にはクワガタがいるけど、さすがに動きが鈍い。結局、熟しはじめていたのは2個体にカメラを置いてみたけど、どうなることやら。もうちょっと広い範囲で探してみたほうが良さそう。

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午後は文献複写で届いた論文から、調査努力量と撮影種数などの情報を抜き出す作業。少なくとも自動撮影カメラを利用して哺乳類相を調査した研究は30報くらいある。大部分が地方博物館や大学の紀要などに掲載されている情報だけど、最近はPDF化されているものも多いので、結構、集めることができた。うーん、去年の段階でここまで仕上げたかったところ。