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カモシカの付着散布 [日常]

朝一番に大学院の講義をこなして、その後は週末のメールの返信など。調査で使わせていただいている林業試験場は今年度末にかけて間伐が入るらしい。どうせなら、間伐前後で何か動物の行動パターンなどに変化が出るのかとか、間伐に絡めたテーマの卒業研究があってもよいかな。

昼食時間帯に8月に開催されたオープンキャンパスで展示していた研究室ポスターの表彰式に参加。基本、学生に作ってもらったけど、なかなかわかりやすくできていたと思います。研究内容を詳細に紹介するよりも、わかりやすさを重視した点が良かったのではないかな。

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午後はルーチンの自動撮影カメラの確認作業とイチョウの調査。定点観測しているカメラにはニホンジカは撮影されていなかったけど、イチョウのカメラに立派なオスジカが通過しているところが撮影されていた。定点ポイントだけでは見逃している個体もあるんだなあ。林業試験場内のマムシグサも熟してきたので、次回の調査時にカメラを設置することにしよう。

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今日は林内を歩いている時にカモシカ親子にかなり接近してしまった。あまり前をよく見ずに登山道を登っていたら、折り返したところにいてちとびっくり。ただ、人馴れしている個体なので、あちらも適度な距離があれば特に逃げ出したりはしない。メス親の顔に緑色の物体が見えたので、近寄ってみるとヌスビトハギだった。よく見ると他にもノブキなどの付着散布植物の種子が体中についていた。これって、どこで落ちるのだろうか?木の幹にでもこすりつけるのかな?

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夕方に来年度の卒研生の一人と面談。今すぐに研究テーマを決める必要はないけど、就活が始まるまでにはどんなことをやりたいのかを決めて欲しい。