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哺乳類モニタリング終了 [日常]

久しぶりに晴れる予報だったので、朝から卒研生とともに林業試験場の調査へ出かける。さすがに大学周辺よりも雪が多い。普段の場所まで車で行くのはあきらめて、駐車場から交換用デジカメを持って移動する。靴下3枚を重ねたけど、あったか靴底を追加したほうがようさそう。冬用のブーツも準備したほうがいいかな。じわじわと冷たさが伝わってくる。さすがにこちらも湿った重い雪の影響で、たくさん枝が折れている。

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哺乳類モニタリングに使っていた自動撮影カメラは今日で回収。今年も4月から11月まではしっかりデータ収集することができた。月曜日に見せてもらった予備的な解析結果では、出現種数に変化はなさそう。まあ、せっかく調査地として利用させていただいているので、10年くらいのスケールで継続したい。撮影枚数は少ないけど、ニホンジカやツキノワグマの出現パターンとか変わるかもしれないし。

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調査中のマムシグサは大部分の個体は倒れてしまったので、すっかり雪に埋もれている。一部の個体はまだ倒れずにがんばっている。さすがに雪の上だとよく目立つ。ただ、食べられているわけではなさそう。さすがに悪天候のときにわざわざ食べに来ないのだろう。

その後は角間の自動撮影カメラの交換に出かける。こちらは林業試験場ほどの雪ではないけど、根返りした樹木や林床のササが雪に覆われて完全に景色が違っている。マムシグサも倒れた個体は雪の下なので、このまま雪が残ると春まで食べられることはなさそう。ただ1個体だけ雪に負けずに倒れずにいたので、こちらは食べられるかも。ただ、今週末からまた雪になりそうなので、先週と同じくらい降ると三脚の高さを挙げて対応しないと無理かも。

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午後は植物園の卒研生の調査の見学。この斜面で調査していたのか。クリタケやクマの爪跡などを発見。見かけた果実はイヌツゲやヒサカキなど。途中、カモシカとノウサギに遭遇。ノウサギはかなり近くから飛び出してきた。雪山はいろいろと楽しい。

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