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タイ調査五日目 [研究]

6時前に起床して、なまぬるいシャワーを浴びて、ヨーグルトとコーヒーで簡単な朝食を済ませる。その後はメールをチェックして、急ぎの返信が必要なものだけ対応しておく。今日は祝日だから、あまり仕事のメールは来ないだろう。8時にスタッフの家に移動して、市場に買い物に行くメンバーと合流後、パクチョンのバス停まで送ってもらう。9時発のバスの10分前に到着したので、ほとんど待ち時間もなく、ちょうどよかった。バスもガラガラで半分も座っていなかったので、快適に過ごす。延々とルークトゥンのカラオケ映像が流れていて、うるさかったけど、査読仕事を一つ進めることができた。最初に読んだ時にすっきりしなかった点をまとめてみる。関連文献をもう少し読み込む必要があるので、残りは帰国後に仕上げる予定。

パクチョンからモーチットまで2時間40分ほどで到着。12月になってからバンコク市内のタクシーが値上がりしているのだけど、モーチットから大学まで95バーツだったから、以前のちょっと渋滞した時と同じくらいの値段なので、それほど気にならない金額。大学で昼食を済ませて、その後はオフィスで急ぎの仕事に対応。スタッフのお子さんからの質問にGoogle Scholarで必要な文献を調べて対応。さすがに樹液成分はさまざまな樹種を対象に行われている。

その後はESJ62仕事。ポスター発表のタイトルを眺めて、ざっと確認する。これまでは細分化された分野を最終的に統合する形で調整していたのだけど、今回は例年、統合される分野を廃止している。わたしが選ぶことの多い分野も統廃合対象だったので、今回はいくつかの分野に分散する可能性があったけど、だいたい同じところにあるみたい。発表予定の今年のデータはまったく入力していないので、1月以降の空いた時間はすべてデータ入力と解析につぎ込まないと間に合わないかも。2月は卒研対応で自分の仕事に集中する時間をとるのは難しいだろうし。

現在、こちらのプロジェクトで進めているムジシワコブサイチョウの長距離移動に関連して調査補助の依頼。アルゴスで追跡中の個体たちの移動先で植生調査をするらしい。ただ、今年度中は海外出張に来る時間をとることは難しいし、4月以降は講義がはじまるし、無理かなあとカレンダーを確認すると来年のGWはちょうど私の講義曜日と重なる可能性が高そう。通常と異なる曜日の日程が組まれる可能性もあるので、この辺のスケジュール次第では1週間程度の調査なら大丈夫か。この機会を逃すとなかなか行くチャンスがない場所でもあるので、どうにかして時間を確保したい。ただ、6月は南アフリカに行くので、その準備も考えるとなかなか忙しい。講義がはじまるまでにどれだけ準備できるかに依存しそう。

夕食は居残り仕事をしているスタッフと一緒にオフィスで食べて、20時ごろに大学からトゥクトゥクでパヤタイへ移動して80バーツ。戦勝記念塔のところは明らかに逆走していた。エアポートリンクに乗って空港へ。帰宅時間と重なっていたので、一部区間はかなり混んでいた。タイでも電車の中ではスマホ画面を見つめている人が多い。

空港にはフライトの2時間前に到着したけど、チェックインカウンターや出国手続きが混んでおり、機内案内の開始時刻から10分以上遅れて到着。自分の座席番号周辺の案内がはじまったところだった。ここまでぎりぎりなのは初めて。チェックインカウンターは団体客がいるところはややこしいこともあるから避けるべきだったし、出国手続きは担当者が2名になったと思って人が流れたところに移動したら、1名に戻ってしまったというミスが重なったのが敗因。