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ヒメアオキも食べられる [日常]

早朝に畑の草むしりを済ませて、オクラの種子をまく。今年は十分に地温が高いから、きちんと発芽するだろう。朝食後は先週から調査を始めたヒメアオキの果実持ち去り状況の確認にでかける。今日は最初からマスクなしで調査してみたけど、問題なさそう。もう花粉症は気にしなくてよい時期らしい。マーキングした個体の残存果実数の確認と自動撮影カメラの稼働状況のチェック。やはり林床低木を対象とした自動撮影は効率が悪い。ほとんど風や日差しが差し込んだ写真ばかりのものもある。

場所によっては、ほとんどの果実がすでに持ち去られている様子。先週、あわてて卒論用の準備をしたけど、タイミング的にはぎりぎりだったらしい。それにしてもこんなに急に食べられるようになるのか。春先はほかにあまり目立つ果実もないし、そのタイミングで結実することに意味があるのかもしれない。その辺はもう少し持ち去りデータを収集して、だれが食べているのかをしっかり確定させてから、考えてもらいましょう。アオキを食べる鳥はいろいろいるけど、山の中で実際に食べている情報を確認した研究はあまり多くはないだろう。

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ヒメアオキの果実

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果実を食べた犯人

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ヒメアオキの果実と種子

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あまり果実サイズに変異はない

明日は白山自然保護センター関係の施設が始まる時期になったので、春植物の見学と運が良ければツキノワグマを狙いたい。明後日以降はたまっている宿題を少しでも進めたい。学内プロジェクトの申請書が最優先か。