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ツキノワグマの親子がウロウロしていた [日常]

早起きして、近所の朝市へ。今日はゲンゲや生ホタルイカが売られていた。夕食のおかずにサワラの刺身を購入。朝食後は予定通り白山自然保護センターの中宮展示館へ春植物を見に出かける。こちらに来てから、ブナオ山観察舎へ行きたいとは思っていたのだけど、ようやく実現することができた。まずはカタクリが見ごろとなっている中宮展示館へでかける。途中、道の駅でトイレ休憩。センナという名で葉ワサビが売られていた。これで100円なら買ってもいいなあと思ったけど、クーラーボックスがないのであきらめる。今度から遠出するときには車に一つクーラーボックスも積んでおこう。他の山菜もこれくらいの値段なら買ってもいいなあ。

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予定よりも少し遅れて9時過ぎに中宮展示館に到着。たまたまお会いした保護センターのスタッフにご挨拶。今日はこの後、ブナオ山観察舎に出かけるそうなので、後でまたお会いすることになりそう。まずは中宮展示館内の見学。以前、積雪でつぶれた後に再建した建物なので、内装も新しい。ハクサンの名前がついた植物の展示模型は良くできていたけど、つい値段を考えてしまう。その後は裏山の散策。まだ、積雪が残っている場所もあるし、普段、調査に出かけている林業試験場よりも3週間程度、開花フェノロジーが遅い感じ。トレイル沿いでは、カタクリ、キクザキイチゲ、キンキエンゴサク、ミヤマキケマン、イワウチワなどが咲いていた。川沿いではワサビやネコノメソウが開花していたけど、コチャルメルソウが見当たらない。何が違うのかな?

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中宮展示館から少し戻って、ブナオ山観察舎へ。最寄の駐車スペースは山登り客で全て埋まっていたので、少し離れた林道に駐車して歩く。私たちのほかにも1家族が来ていたけど、それほどお客は多くないらしい。ただ、TVで紹介された影響なのか、昨年から今年にかけての訪問者数は例年よりも多いらしい。10台ほどの望遠鏡と双眼鏡で観察するようなスペースがあった。確かにここからだと斜面を利用する動物が良く見えそう。ただ、あと、双眼鏡を使ってもいまいち距離感がつかめない。

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わたしはほとんど斜面を眺めて過ごす。早春の山はいいですなあ。今日は適度な気温で、風も気持ちよい。ハンモックでもつって寝転びたいところ。クマはともかく、近くに鳥でも来ないかと思っていたけど、なかなかやってこない。お昼ごはんを食べる時間も考えて、そろそろ帰ろうかと思っていたところで斜面にツキノワグマの親子がやってきた。思っていたよりも小さくしか見えない。ただ、一度見えると肉眼でも識別できるようになる。親子で草本を食べている様子。すぐにあきらめずに粘って観察してみてよかった。来年はもっと寒い時期に研究室の学生たちを連れて来て見たい。

GWに入ってメールが来ないと思ったら、どうも大学アドレスに届いたメールがうまく転送されていないのか、転送先で削除されているらしい。そういえば、先週くらいから、MLメールや知人からのメールが急に迷惑メール扱いされたり、なにやら挙動不審な様子だったか。とりあえず転送先のメールアドレスと別のものに変更して様子を見ることにする。まあ、GWはメール読まないという手もあるのだけど。