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Maxent講習会に参加 [日常]

朝から半蔵門近くの会場で生息適地モデルの講習会に参加。入り口のシャッターが閉まっていたので、ちょっと会場に入るのに手間取る。30分前に会場に到着して、受付。参加者は30人ほどと聞いていたけど、もっと多い感じ。これまでに西日本自然史ネットワーク関係で参加した講習会と比べると作業内容がかなり多いが、GISを使いなれている参加者が多そう。

午前中の最初は生息的とモデルの方法論というタイトルで、生息適地モデルの解説と午後からの講習会のメインとなるMaxentを使った研究などの解説とノートパソコンに演習用のデータをインストールして動作確認などの下準備。Q-GISにシェイプファイルを読み込ませて、その範囲内でランダムや規則的に点を発生させる作業など。ここでQ-GISがフリーズする参加者が続出。

昼食後はQ-GIS、DIVA-GIS、Maxentを組み合わせた解析。Q-GIS上で対象植物の分布データ上にサンプルポイントを発生させて、Q-GIS上で組み合わせる作業。バグなのか、ランダムポイントを発生させる作業がうまくいかないので、今回は規則的に点を発生させて行う。ただし、ひとつ前のバージョンや別の測地系で行うとあっという間に作業完了するらしい。その辺はフリーソフトの宿命なので、そういったバグに対応するのが面倒だと思う人は商業用のGIS総とを購入しなさいとのこと。

その後はDIVA-GIS上で気象データを読み込んで、環境要因データの解析用のファイルを作成する。その後、解析用に作ったファイルを組み合わせて、Maxentで解析して、生息適地モデルの作成および気温上昇を考慮した予測図の作成などを一通り行う。一連の作業をこなしてみたことで、共著論文で問題になっていた点や査読した時に少し気持ち悪いと思っていた点が明確になった。自分ですぐに使うことがなくても、先日、途中で挫折した論文に再チャレンジしてみますかな。多分、もうちょっとイメージがわきやすいだろう。

懇親会はたまたま同じテーブルで別居生活中の人がいて盛り上がる。あと生態学会の裏方仕事の話などで盛り上がる。お金を使えるところはお金で解決してしまった方がよいと思うけど。