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インドネシア調査三日目~スマトラ編 [研究]

昨日の夕食にいただいた飲み物が多かったのか、ホテルに戻ってきてから飲んだビールが余計だったのか、夜中に何度もトイレに起きたのでちょっと寝不足気味。8時に朝食に出かけて、みなさんと合流。9時からリザルディさんと分断林でアジルテナガザルを研究している学生さんと一緒に車で移動。

最初は海沿いに北上して、ココヤシと水田地帯が広がる地域を移動。前回のハリムン山で見た風景とはちょっと違って、バナナが多くはなく、ココヤシが目立つ風景が続く。水田は年3回の収穫もできるらしいが、ほとんどは2回にしているらしい。田植え中、稲刈り中、開花中とさまざまな生育段階の水田が並んでいる。水牛が結構いる。

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山と水田とココヤシ

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途中で見かけた水牛

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水牛の群れ

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アナツバメの飼育

午前中は北上を続けて、ティンギ山へ向かい、途中から東側にある湖の周辺を回り混むコース。道路沿いに見えていた山脈はかなり急だったけど、実際に車でティンギ山への坂道を登ってもそんな感じ。途中で道端カニクイザルが餌をもっているのを何度か見かけた。標高が高くなるにつれて、水田だけではなく、畑にトウモロコシなどの野菜が植えられている場所が増えてくる。

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洗濯物は河原に干してある

訪れた湖は15年前には泳ぐこともできたけど、ティラピアの養殖が盛んになってからは水質がかなり悪化したとのこと。毎年、酸欠で魚が全滅するような事態も起きているらしい。湖周辺の農業用水もすべて流れ込むのだから、水質を維持するのは難しそう。

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水田にはタニシがいっぱい

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お昼はやっぱりパダン料理

標高が1,000mを超える場所では、外に出るとかなり涼しい。車の中でもクーラーが必要ない。ただ排気ガスがひどいので、窓を閉めるしかないのが残念。ドリアン、マンゴスチン、カボチャ、トウモロコシなどが道端で売られていた。ドリアンをまだ今回は食べていません。

結局、朝9時から夜の19時まで、10時間の長時間ドライブ。明日は山歩きの予定。