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1年生向け実習初日 [日常]

朝は能登島実習の後始末でデジカメ写真の整理。実習の記録用に学生たちにデジタルカメラを持たせたのだけど、実習と全く関係ない写真をいくつもとってあるなあ。ただ、一枚一枚処理するのは面倒なので、とりあえず全部まとめて縮小して、ファイルサイズを小さくする。

日中は去年も参加した1年生向け実習に同行。わたしは担当ではないのだけど、市ノ瀬の植物の開花・結実状況を知りたくておまけで実習に同行。コースは去年と全く同じで大学を9時に出発して、主に白山砂防科学館、市之瀬ビジターセンター、手取川ダムの3箇所を見学するツアー。本当は途中で手取渓谷を見学する予定だったけど、入口を間違えてしまい、今回はパス。個人的には、あそこのツリフネソウをじっくり見たかったのだけど、仕方がない。

最初の砂防科学館で予定よりも長く時間を過ごすことになったので、周辺の植物を観察。ついでに白山国立公園センターにも入って哺乳類の標本展示を見学。こっちも見学するコースにしても良いのではないかな?その後は科学館内の3Dシアターで見た百万貫岩の実物見学。一人学生が石の上で足を滑らせて、転げ落ちたので焦る。どーして、こんな場所で転ぶ?どうもバランス感覚に難がある学生が多すぎる。普段、不整地などを歩く経験がないのだろう。百万貫岩のところでアキグミが大量に結実していた。つまんでみたら、そこそこ甘かった。道路際でアケビの種子を大量に含んだテンの糞らしきものを発見。

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アキグミ

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テンの糞

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百万貫岩

その後、市ノ瀬ビジターセンターに移動して昼食。空に白いものがたくさん待っていると思ったら、ドロノキが種子散布する時期らしい。青空に白い綿毛が飛んでいる様子はなかなか美しい。昼食後に4班に分かれて、ビジターセンター周辺を散策。わたしが引率した班はたまたまビジターセンター周辺をのんびりと歩くコースだったので、ほとんど高低差のない非常に楽なコースでした。去年は途中で雨に降られたけど、今日は晴れて良い天気でした。

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アキノキリンソウ

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ドロノキの果実

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マムシグサはまだ若い

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アケビの果実

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ツリフネソウの果実に触れてみる

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オヤマボクチに訪花するトラマルハナバチ?

最後は手取川ダムの見学。去年とは随分と施設内がスッキリとした感じがする。

先日、鳥学会で話した内容は和文でまとめることになりそう。3月締め切りだけど、卒研対応を考えると早めにまとめてしまいたい。総説としてまとめるとなるとちょっとまじめに文献検索する必要があるだろう。

明日から通常業務に復帰。まずは査読仕事とNLの編集作業をすすめておこう。