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ESJ68初日 [学会]

朝は学生と一緒に角間の様子を見に行く。これから調査で使うことになりそうなので、一通り、角間で行ってきた研究の紹介とすでに設置してある自動撮影カメラの確認など。シュンランは早い個体はそろそろ花が咲きそう。ショウジョウバカマは咲き始めた個体が多い。オウレンのピークは過ぎて、早い個体は果実が見える。キンキマメザクラが咲くはずなんだけど、つぼみが食べられているのか、ほとんど花が見えない。とりあえず調査中の個体の確認はできたけど、学生が発見した新規個体にカメラを設置するのを忘れてしまった。

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いったん大学に戻り、そのまま林業試験場の自動撮影カメラの確認を終わらせてしまう。あまり撮影枚数は多くはなく、まだツキノワグマも写ってはいなかったけど、オスジカが撮影されていた。まだウロウロしているのか。さすがにスギ花粉が多く、カメラの防水カバーの上にもそれらしいものが固まっていた。室内まで持ち込みたくないので、できるだけ現地で払い落としておく。前回は雪で確認できなかったけど、今日はヒメカンアオイが咲いているのを見ることができた。少しずつ個体数は増えているけど、あまり大きな個体は多くはなく、葉を出しているのは多くても2枚。それでもしっかり開花していた。

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先日確認したヤマアカガエルはすでにオタマジャクシになっていた。これだけ早いなら、林道上の水たまりでもどうにかなるか。横から渓流の水が流れ込んでいたので、そのまま大きくなれるかな。残っていたカントウマムシグサの果実が今頃ヒヨドリに食べられていた。

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急いで自宅に帰り、島の生物学の自由集会に参加。送粉はともかく、種子散布でも島関連の文献はあまりフォローできていないなあ。タイトルは見た覚えがあるけど、しっかり中身を確認していないものも紹介されていて勉強になった。

明日は朝から生態学会に参加予定。
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JASTE29二日目 [学会]

昨日と同じ時間帯に起床して、朝食を済ませる。雨予報だったけど、札幌はうまく外れているようで、それほど大雨にはならなさそう。朝食後に2回プレゼンの練習をしてから、ホテルをチェックアウト。荷物は帰りにホテルによることにして、身軽になってから会場へ移動。

到着後はファイルをコピーして、動作確認。問題なさそう。午前の終わりの方なので、おとなしく生態学関連の会場で一通り発表を聞く。わたしの発表は少しのんびりと話しすぎたのか、映像を長く見せすぎたのか、少し時間オーバー。もうちょっと練習したほうが良かったか。マダガスカルの種子散布のデータは今後、面白い傾向が見られるんじゃないかな。それにしても2種の分布パターンが何で決まっているのか探りたいところ。

シンポジウムは聴いている時間がないので、午前の発表終了後に会場を離れて移動。札幌駅でお土産を購入して、新千歳まではスムーズに移動できた。そただ今日の悪天候で、フライトが遅れているらしい。待ち時間に遅い昼食を食べて、あとはひたすら来週の講義資料の作成。羽田の乗り継ぎには十分に間に合いそうなので、待ち時間が先になったくらいで特に問題はなさそう。

小松からはさっさと自宅に帰宅して、荷物整理して、明日に備える。一番忙しい時期をどうにか乗りきった。
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JASTE29初日 [学会]

今朝は普通に起床して、ホテルのバイキング。ここで食べすぎるといけないので、控え目にしておいて、コーヒーを飲んで新聞を読みながらのんびりと過ごす。わたしの発表は明日だけど、今日は朝から口頭発表の聴講、ポスター発表の聴講、総会、奨励賞受賞講演、懇親会と続く長い一日。朝はおとなしく生態学関係の口頭発表を一通り聞く。講義室の机に長く座ると疲れるなあ。

午後も口頭発表の続きを聞いてから、ポスター会場へ。こちらは自分の専門に近いところを集中的にきく。ただ、ちょっと会場が狭かったので、早めに総会会場に引き上げる。総会は基本的には定員を達していないので、後日、NLに掲載した内容で承認されることになるので、今日は仮承認。広報関係は特に質問もなく、無事に審議は終了。

奨励賞の発表は2件。二人ともボルネオで研究をしている点は共通だけど、扱っているテーマは結構異なる。大枠だとキナバル組とランビル組というくくりか?奨励賞終了後に二人に名刺を渡して、NLに原稿を書いていただけるようにお願いしておく。

懇親会は年齢構成が高めなので、のんびりと食べていても料理が余るくらいのペース。同じく地方大学で教員の方と学生と教員で調査対象を「好き」と考える基準がずいぶんと違っていることで盛り上がる。なかなか難しいですな。懇親会後はホテルでプレゼンファイルの修正。多少はカメラトラップ映像も見せたほうが楽しかろうと思い、ミナミブタオザルとヒゲイノシシの画像を追加。メガネザルがもう少しよい映像であれば、そちらを使ったんだけどな。

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JASTE29移動日 [学会]

今日から北大で開催される日本熱帯生態学会の年次大会に参加。午後からの編集委員会と評議員会に参加するには、小松からの直行便だと間に合わないので、羽田経由。しかし、この時期の札幌は観光シーズンなのか、パック旅行にしてもかなりの出費になった。卒研生がまとめたサラワクのカメラトラップデータの話題提供をするのだけど、今回の発表で科研費を使いきることになりそう。

天気が少し心配だったけど、早朝に小松空港に移動して、羽田経由で新千歳へ。ほぼ予定通りのフライトで札幌に到着。札幌駅からすぐ近くのホテルに荷物を預けて北大へ向かう。北海道は生態学会の年次大会で来ているけど、北大に来るのは初めて。さすがにキャンパスが広い。木が立派。

最初の編集員会では、投稿数が少ない問題への対応。以前も存続の危機になった時期はあったけど、その時は特集号などで乗り切ってきた。けど、今回はScopusに採録されていないので、投稿をすすめにくいらしい。その辺は雑誌の倫理規定を新しく掲載すれば問題なさそうなので、早目に対応する方向で進める。TROPICSにわたしも投稿したいネタがあるけど、止まっているものも多いからなあ。カオヤイのデータを全部出してほしいところだけど、難しいだろうなあ。会員数も急激には減少しておらず、論文数が少ないので、雑誌の印刷費がそれほどかかっていないので、いまだに冊子体購読しているからなあ。

ニューズレターの編集担当も10年くらいやっているのだけど、なかなか適当な後任の人を探すのが難しい。編集業務が苦にならない人なら良いのだけどね。夕方の懇親会まで時間があったので、一旦、ホテルに戻ってチェックインしてから会場へ移動。北大の学生たちが良く使うのか、いろいろな注意が木が面白いお店だった。


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ESJ66五日目 [学会]

今朝は6時前に一度目が覚めたけど、二度寝してしまい、6時45分くらいに目覚める。毎日、ほぼ同じような組み合わせで食べていたけど、通常の朝食よりも分量が多いので、食べすぎだろうなあ。その後、荷造りをして、8時半過ぎにホテルをチェックアウトして会場に移動する。昨日よりも少し遅い時間帯にしたので、通勤ラッシュのピークは過ぎていた様子でポートライナーにもあまり無理せず乗り込むことができた。

今日は朝の打ち合わせも特にないので、Yさんが企画しているシンポジウムS15生物移動に対する新たな挑戦に参加。大きなプロジェクトが動いているのは知っていたけど、実際にどのようなチームで研究を遂行しているのかは知らなかったので、追跡技術や解析技術の情報収集。

さすがに20年間の継続データは厚みがあるなあ。20年前と同じことを続けることができていることはすごいこと。動物の視点での映像撮影は電池が短時間しか持たないので、未解決な点も多いらしい。バイオロギングでもデータの解析に深層学習が利用されており、今までは研究者が長年の経験に基づいて、見極めていた部分をカバーするようなことができるかもしれない。カメラトラップと同様に得られた大量データをどのような切り口で解析して、面白いことにつなげるのかが重要なんだろう。

朝一番は寝坊した人が多かったのか、あまり参加者は多くはなかったけど、最終的にはほぼ満席になっていた。シンポジウム後は学会事務局で昼食をとりながら、残された宿題の意見交換。保全誌のOA化は学会財政の問題が主なので、そちらをうまく解決できるような仕組みを検討する。とりあえず掲載料をとっている他学会の和文誌を調べてみることにする。

夕方までに帰宅したかったので、午後の発表は聞かずに帰路につく。

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ESJ66四日目 [学会]

昨日と同じような時間帯に起床。今日は授賞式で写真撮影する業務があるので、忘れずにCoolpixを持って行く。月曜日は混んでいるなあ。会場到着後は印刷済みの資料を持って総会会場へ移動して、総会準備。例年、100部くらいは資料を準備しているけど、代議員以外はそんなに参加しない。大会運営のことを考えると、別日程で開催することを真面目に検討したほうが良いのかもしれない。

自分の担当の会計絡みの仕事は早口になりすぎないようにしゃべったつもりだったけど、余計なことを言ってしまったことは反省。きちんと説明項目を整理しておかないといけませんな。とにかく2年間の会計業務は無事に終了。引き受けた時には、学会財政改革を進めることが急ぎの課題だった。けど、3英文誌の統合と科研費採択という学会財政にプラスになることが続いたので、今後、数年間は安心した運営を続けられそう。ただ、宿題が1つ残っているので、そちらは早めにけりをつけたい。

表彰式は写真係りとして、記録を残しておく。本当はもう少し遠いところから望遠で狙ったほうが受け取るところの写真としてはよさそう。昼食後は受賞講演を聞きたいところだけど、自分のポスター発表にでかける。コアタイムに来ていただいていたら申し訳ない。何名かに簡単にポスターの内容を説明。今回は会場の使用制限が厳しいので、15時の撤収に合わせて、さっさと片づける。その後、イギリス生態学会の荷物絡みのドタバタがあったけど、結局、会場での配布資料ばかりだったので、無料配布コーナーに並べてもらうことで決着。

今年の懇親会はジビエがあったようだけど、あっという間に食べつくされてしまったようす。懇親会後に執行部の打ち上げもあるので、懇親会はいろいろな情報交換に費やす。まあ、生態学会らしいというか、何も残さないのはよいことだとは思いますが、同じような形式で懇親会を続けていくのかどうかは検討課題の一つ。懇親会は少し早めに抜け出して、一旦ホテルに戻って荷物を置いてから、打ち上げ会場へ移動。昨日のお店の系列店だけど、あまり大きな看板が出ていないので、ちと場所がわかりにくい。たまたま前方から別メンバーがやってきたのでうまいこと合流。みなさん2年間、ありがとうございました。

さすがに3次会には参加せずに、ホテルに戻って休む。明日で最終日。
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ESJ66三日目 [学会]

朝はのんびりと朝食。ここのホテルのマットレスは好みの固さで、よく眠れている。今日は近隣イベントの最終日だけど、朝の時間帯はバッティングすることはなさそうなので、のんびりと出かける。

午前中は学生ポスター。コアタイムの時間帯は野外安全管理委員会のフォーラムがあるので、会場に早めに出かけて、すでに張りだしてあるポスターを確認。ついでに発表者がいれば、すぐに話を聞かせてもらう。植物繁殖とか動物と植物の相互作用を中心に見て回っていた。研究室によって、特定のテーマに集中しているところもあれば、学生毎にかなりバラバラのテーマに取り組んでいるところもあり面白い。

午前中は発表者がいないポスターも多く、空いた時間は会場をウロウロして、たまたま見つけた立山のヤマナメクジとか、瀬田でカタツムリを調べた研究などの話を聞く。白山を登山中にヤマナメクジを見たことはないけど、立山だと高山帯でも見られるらしい。まだ低地のサンプリングが十分ではなさそうだけど、ようやくヤマナメクジでもこういった基礎情報が充実してきたようでうれしい限り。わたしのヤマナメクジの飼育状況と金沢大学グループの研究を簡単に紹介しておく。瀬田のカタツムリの研究は、毎日、下宿から生態学研究センターに通っていた通学路での調査。マーキングした個体を野外で追跡調査しているのだけど、もう少し短いタイムスケールでの移動情報を知りたいところ。今年は高校生発表も多く、地元神戸からも多数参加していた。以前の職場で関わっていた高校などのポスターなども確認。

お昼は野外安全管理委員会のフォーラムに参加。例年よりも参加者が少ないのは、若手のポスター発表と重複する時間帯だからだろうか。本当は高校生や指導教員などにも参加してほしいところだけど、そうすると別の日程のほうが良いのだろうか?まあ、ポスター会場でも発表しているので、そちらで見てもらうことにしよう。

午後は明日の総会の投影資料などの最終確認。夕方はW30の夜行性動物による花粉媒介と種子散布に参加。最初のFさんはインターバル撮影、赤外線ビデオ、自動撮影カメラなどを利用した研究の紹介。わたしが使っているシステムだとスズメガやマルハナバチ程度くらいのサイズまでしか対応できないけど、ミツバチくらいまで撮影できるようなシステムがあるらしい。確かに南アフリカでカメラトラップを利用した送粉系や種子散布系の論文がいくつか出ているのは知っていたけど、そこまで撮影できるようなシステムもあるのか。インター×撮影などで、ある程度の傾向をつかんでから直接観察という研究のアプローチとしては、今後増えるだろうなあ。オオコウモリのNさんとビントロングのNさんは二人ともさまざまな道具を組み合わせながらも、結局、夜間の直接観察が一番、有効な調査手法として活用していた。ビントロングのイチジクの研究は、オナガサイチョウがしっかり観察されている貴重な研究事例。

自由集会の総合討論の前に抜け出して、三ノ宮での飲み会に参加。最初はお店の場所がすぐにわからず、途中で、道を一本、間違えていたことに気が付き、遅れて参加。20年前と同じような感じのメンバーで同じような飲み会もどうかと思うけど、楽しい時間を過ごしました。さすがに二次会にいくと明日の総会に支障が出そうだったので、一次会でホテルに戻る。
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ESJ66二日目 [学会]

今朝も朝食開始時間とほぼ同時にでかける。メニューが多少変更されている。今朝も9時からの事務局会議に合わせて出動。明日、わたしはあまり時間がとれないので、明後日の総会資料の準備に集中して、学会賞や総会の投影資料などを作成。初日からいろいろと忘れ物が出ているらしい。学会事務局にいるといろいろな人が入れ代わり立ち代わりやってきて、さまざまな情報が飛び交っている。ただ、今日もesjサイトが不調。昨日、サービスを一時停止された影響なのか、アクセスが集中しているためなのか理由は不明。

昨日、サラワクの共同研究者に送付した自動撮影カメラの映像ファイルは喜んでもらえている様子。いろいろな動物が撮影されたとみるか、1年間の調査でもあれだけしか撮影されていないとみるかは、これまでにどんな森で調査をしてきたのかに依存するなあ。できるだけ早い段階で回収してきていただいた撮影データを確認して、論文化してしまいたい。

今日も夕方まで資料作成を続けて、ホテルに戻る。今夜もコンビニ弁当とビールで簡単に夕食を済ませる。明日はポスター発表があるので、早めに就寝。まだまだ先は長い。

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ESJ66初日 [学会]

朝食が混むかもしれないとのことで、通常よりも早い時間帯から営業していたので、6時半に朝食を済ませてしまう。朝からハイカロリーな朝食を楽しんでしまった。複数の銘柄のご飯が並んでいるのは良いですな。プログラムを確認しようと思ったら、大会サイトにアクセスできない。そう言えば、早朝にサーバー管理会社からメールが来ていたので、確認するとチャージ残高不足で、サービスを停止した云々が書かれていたので、事務局にメール連絡しておく。追加入金したおかげで、復旧したらしい。

9時からの事務局打ち合わせに合わせて、早めに学会会場へ移動。通勤時間帯と宿泊先の最寄り駅からだとかなり混雑するので、少し時間帯をずらしたほうがよさそう。今回も会場はギリギリにならないと空けられないので、9時少し前まで入り口付近でウロウロ。今大会の滞在場所は大会本部のさらに奥の部屋。朝は執行部で簡単に打ち合わせをした後、わたしは野外安全管理委員会に参加。ようやく野外安全管理マニュアルの校正が終わりそうなので、最終チェックを4月中に行い、日本生態学会誌の特別号という形で出版する予定。これで野外安全管理委員会を別の人に引き継げそうかな。

昼食を食べてからは、保全生態学研究の編集委員会にオブザーバー参加。会計業務を引き継いだ時から、編集委員会からオープンアクセスにしたい希望を伝えられているので、そろそろ何とかしたいところ。2年縛りは長いので、1年縛りに変更するだけでもずいぶんとアクセシビリティは上がるから、その辺からかなあ。

その後は次々と送られてくる委員会資料を確認しながら、代議員会の準備。自由集会が開催されている時間帯なので、途中退室する人も多いけど、3時間の会議を無事に終える。次は総会に向けて資料を整える必要がある。初日は会議で終了。ホテルに戻ってコンビニでお弁当とビールを買って、のんびりと過ごす。

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神戸移動日 [学会]

夕方からの神戸行きの準備で荷造り。天気は良さそうだけど、気温はそれほど高くはなさそう。厚手のコートは持っていきたくなので、できるだけ軽装にしておく。昨夜、完成させたポスターをA4サイズでプリントアウトして、文字がずれたりしていないかを確認。一応、PDFファイルにも変換しておく。これで安心。ただ、今回もポスターは張るだけで、ほとんど説明している時間はなさそう。

またしばらくいないので、ヤマナメクジたちにエノキをあげる。しばらく気温は低めなので、それほど活発に活動することはないだろう。ヤマコウラナメクジ?が産卵しているので、こちらは慎重に卵を別のケースに移す。一応、一年間は累代飼育することはできたけど、複数個体を同じケースで飼育していたので、どの個体が産卵したのか不明。林業試験場では、乾燥したのか明らかに個体数が減った気がするので、今年も注意してみておきたい。

午前中に会議を一つ終わらせ、研究室前の廊下がワックスがけに入る前に帰宅して、移動準備。どうも最近、学会事務局あてのメールが遅れてくると思ったら、不調だった様子。まあ、直前で対応できてよかったと思うべきか。夕方の電車に乗って神戸に向かう。天気が良いのは良いけど、花粉が心配。20時ごろにホテルに到着。遅い夕食を食べて、明日の代議員会資料に目を通す。

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