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2回目の下見 [日常]

来週から天気が崩れて梅雨らしくなりそうなので、晴れているうちにもう一度下見に出かける。

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本当に梅雨なのだろうか?

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これも自動撮影カメラをかけてみようか?

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アリジゴクも掘り出してみた。

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アジサイにも来るらしい。

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今日もトノサマガエルがたくさんいた。

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空は気持ちよさそう。

来週中に位置を確定して、種子トラップや自動撮影カメラを設置する準備を固めて再来週から本格的な調査かな?

林業試験場の下見 [日常]

午前中は講義スライドの準備に専念。先週と比べると比較的余裕があるとはいえ、講義中にできるだけ森林構造の話をしておかないと実習で収集したデータの解析に戸惑うことになりそう。

午後は学生を連れて、卒業研究のフィールドになる林業試験場へ出かける。まずは対応していただくスタッフのかたに簡単に卒業研究のプランを説明して、残りの時間で候補地を下見。と言っても種子トラップと自動撮影カメラを設置する場所を確定するくらいなので、散策気分の下見。

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水辺にはトノサマガエル。モリアオガエルの卵もついていた。

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林床はアカソとドクダミがたくさん。

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こんな感じのトレイルでまあまあ歩きやすい。

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斜面はかなり急。

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ヤマカガシもいた。

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開花中。

2時間ほど歩きまわって、適当な候補地を幾つか選択。でも地図を読み間違えていた部分があるので、もう一度、しっかり歩いて場所を確認しておきたい。

初静岡 [日常]

普段なら木曜日は金曜日の講義スライドの準備に追われているのだけど、今日は教育実習の訪問参観指導なるお勤めがあり、一路、静岡へ。片道4時間以上かかるので、結構、遠く感じる。昨日の夜、ちょっと睡眠不足だったこともあり、米原まではほとんど寝て過ごす。

米原からは参考書にしている生態学入門を眺めて、話す内容を整理する。この部分は内容盛り沢山すぎるな。名古屋、静岡と乗り換えて、お昼前に目的地である西焼津に到着。駅前でお昼を食べるつもりだったけど、飲み屋ばかりで普通の食べ物屋が見当たらない。駅の地図を頼りにパン屋を訪れたら定休日…。静岡で駅弁でも購入しておくべきだった…。あまり余裕もなかったので、駅からはタクシーで目的地へ移動。天気が良ければ歩いても良かったけど、雨の中20分も歩く気にはならなかった。

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こんな看板だった。

授業開始時刻の30分ほど前に到着したので、待ち時間に少しだけスライド作りを進めて、その後、5限目の授業参観。生物実習室での授業で、ベンケイソウの仲間や変わった植物もたくさん植えられている楽しげな部屋だった。学校の水槽にカワバタモロコを飼育していたので、生きもの好きの先生がいるのだろう。

先日の台風の影響で時間割が変更になったらしく、45分授業という結構短い時間。学習指導案を見ながら、実際の授業をじっくりと観察。今日はいろいろな人が参観しての授業ということで、随分と雰囲気が違っていたのかも。被子植物の重複受精が今日の主なテーマ。ヌマムラサキツユクサの花粉管が伸長している様子を顕微鏡下で見せたりしていて、結構、準備に手間をかけているなあ。でも拡大装置があったら、一度に見せられて便利なのだろうとも思ってしまった。

ただ、裸子植物から被子植物に至る進化の過程とかの背景がまったくない状態で、これらの内容を短時間に教える必要があるとなると、どうしても覚えるだけになりがちなので、なかなか難しい。しかも、通常は50分授業のところが45分だったので、予定の内容をすべて終えることができなかったけど、まあうまくまとめていたのではないかな?授業後にちょっとだけ気になったところを学生にコメントして、業務終了。予定の時間よりも早くなったので静岡駅でのんびりと遅い昼食。

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美味しくいただきました。

もう少し名物とか予習しておけばよかったか?帰りも電車を乗り継いて、8時頃に帰宅。さすがに1日9時間くらい電車に乗っていたので疲れた。

白峰ブナ林実習初日 [日常]

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いざ、調査地へ。

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美味しそう。

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ブナの実生がたくさん。

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こちらもたくさん咲いていた。

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今日のハイライト。この先に66mmのミヤマクワガタ。

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ブナ林にこんな風に生えているとは知りませんでした。今度果実がなったら、インターバル撮影しようかな。

JASTE22三日目 [学会]

今日は昨日よりも早い時間帯から発表が始まるので、7時に起きて朝食を済ませて、さっさとチェックアウト。荷物をコインロッカーに預けてバス停へ移動したけど、同乗する参加者が意外と少ない。酔いつぶれているのか?それとも一本遅いバスで、開始ギリギリに到着する予定なのだろうか?

今日は雨に降られることなく大会会場へ移動。午前中に昆虫や哺乳類の発表がある会場で発表を聞く。動物の発表数そのものが少ないので、アウエイ感があるけど、発表後にはいろいろと情報収集できることもあるので、宣伝にはなるかな。Rattusは単にコリドーの植裁木に餌となる果実をつけるものが少ないか、結実期間が短いためにそこで記録される個体数が少ないのだろう。それ以外の自動撮影カメラに撮影されていた動物は調査努力量を増やすと多分、処理間で差がなくなるんじゃないかな。ほとんどがもっと広い行動圏を持つのだし。わたしも来年はポスドク時に集めたネズミのデータを口頭発表できるくらいには持ち込んで、サイチョウ以外のデータで発表してみたいけど、その前にフェノロジーのデータをどうにかしないといけないか?

昼食前にポスターを撤去しに行くとたまたま今日のシンポジウムの講演者の一人がポスター前にいたので、ちょっとだけ説明。見た目が面白い生き物を次世代に残すのは、一つの研究動機ではあります。ちょっとはサイチョウの宣伝になったかな?ハキハキ喋る人だとは思ったけど、後のシンポジウムでの発表は更にガラッと印象を変えてしゃべっていた。

昼食時にちょっとキャンパス外へ抜け出して、いろいろとお話。その後は大会シンポジウムに参加してREDDプラスやフットプリントの話を聞く。実は大会シンポジウムにきちんと参加するのは今回が初めて。いつも途中で帰ることが多かったからなあ。会場は空席が目立つほどでもなく、混み混みというわけでもないくらいの人の入り。ただ、クーラーが効き過ぎで寒いくらいだった。

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シンポジウムの様子。スーツ姿ははじめてみたかも?

シンポジウム終了後に横浜駅で荷物をピックアップして、ついでにおみやげのシュウマイを買って羽田に移動して。もうちょっと早く羽田につくと一便早い飛行機に変更できたけど、おとなしくスケジュール通りの便で移動。さすがに疲れた。

JASTE22二日目 [学会]

昨夜は寝付きが悪かったので、今朝は7時半にのんびり起床。ホテルで朝食を済ませて、バス停へ移動。さすがに同じ時間帯で移動する関係者が多い。週末は大学キャンパス内まで行くバスがないらしく、キャンパス最寄りのバス停から会場へ移動。運悪く雨が激しく、会場に到着するまでにかなり濡れてしまった。着替えを準備しておいて正解だった。ついでにポスター会場までの移動に更に濡れてしまったけど、キャンパス内の立派な照葉樹林を見ることはできた。

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入口の看板

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大会会場

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キャンパス内とは思えないくらい暗い

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森の由来の解説看板

口頭発表は日本語の部屋の英語の部屋にわけられており、専門外の内容が多いのでおとなしく日本語の部屋へ。生態学会ではまず聞かない話が多いけど、大学院生の発表が少ない。全体的に年齢層が高い学会なのでいたしかたがないのだけど、私より年齢が若い人が数えるほどしかいないのではないだろうか?生態系生態学の話や民俗学の話はこの学会でないと聞く機会が少ないので、いろいろと勉強にはなるので良いけど、前提としている知識が少ない分野だとちょっと聞き逃すとわからなくなる。

今回発表数が多いとのことで、ポスター発表と昼食時間が同じ時間帯に開催されていたけど、昼食を食べる場所も同じところだったので結構、ポスター発表も生協だったように見えた。個人的に面白かったのは、古いシロアリ塚が樹木の定着場所となっている可能性を指摘している研究。確かにエコシステムエンジニアとしてのシロアリの役割については、1998年にJTEにも論文が掲載されているけど、鳥のとまり木としての機能がきちんと証明できれば面白いシステム。

午後も口頭発表を聞いて、その後は休憩室で少し休んでから総会に参加。特にコメントなどはなく進行して、吉良賞奨励賞の発表を2件聞く。後の懇親会でNLの記事を依頼しないといけないので、しっかり顔を覚えておく。でも何度か発表を聞いたことがあるので、大丈夫そう。昨年度受賞した方も出張中だったので、今年度に発表。これで奨励賞の受賞者が翌年に発表したのは3件目。さすが熱帯生態学会というか、わたしも翌年に発表しているので、人のことは言えない。

懇親会は食べ物も十分で、アユの塩焼きまで出てきた。料理の写真を撮るのを忘れてしまったけど、美味しく料理をデザートまでいただき、懇親会を終える。おとなしくホテルに帰って就寝。

JASTE22初日 [学会]

家族を送り出して、小松空港へ移動。微妙に荷物を持ってきすぎた気がする。小松から羽田まではほぼ満席。定刻通りに出発して、機内では査読仕事に集中。ちょっと寒いのでジャケットくらいは持ってくればよかったか?明日、雨が降ると結構寒く感じるかも?羽田からは京急で横浜へ移動。小松空港で先に切符を購入しておいたので、すぐに改札を通過することができて便利。

横浜国立大学へ移動するバス停を探すのに手間取る。西と東を間違えてしまっていたので、見つからないわけだ。たまたまバス停で編集委員会に出席するメンバーに遭遇して、一緒に移動する。横浜国立大学って、もっと都会にあるのかと思っていたけど、植林した森が見事な照葉樹林に育っている場所だった。

午後一番の編集会議に参加して、TROPICSの投稿状況などを知る。まず投稿数が伸びないことには雑誌の定期刊行は難しいですな。編集委員からのコメントももっともなので、既に定職にあるメンバーが良い論文を投稿して、雑誌の質を高める努力も必要なのは間違いないけど、現状としては最後の砦的な使われ方なので、難しいところ。

編集委員会終了後は、同じ部屋で講義スライド作成に専念。来週の木曜日は出張で時間が取れないからなあ。評議委員会もいろいろと大変そうですな。新しいホームページは好評なようですが、問題は誰に引きついていくかだな。NLの担当は4年くらいを目安にしているらしいので、新しい候補者を探しておかねば。

夕方からの懇親会に飛び入り参加して、いろいろとややこしい話を聞く。明日からは久しぶりに研究の話題を楽しみたい。

またかぶってしまった [日常]

午前中は植物生態学の講義で、今日から森林生態学の話。せっかく新しいシリーズに森林生態学が出ているので、紹介。まあ、わざわざ買う人はいないだろう。植物生態学という内容だけど、いっそ全部、森林生態学の枠組みで話をしたほうが、まとまりがあってよいかもしれない。

一昨日、仕事の依頼が一件あったのだけど、微妙に専門と外れている感じもあったので、一日放置して、今朝になってから引き受けた。普段は即答するけど、こういう仕事を引き受けると次に断れない仕事が来て、大変な目に何度かあっているのでちょっと間を置いてみた。でも午前中の講義を終えて、戻ってくると断れない仕事が一件。来週はただでさえ忙しいので、ちょっと困るけど、引き受けてしまったものは仕方がない。がんばりますか。なんでかぶるかな?

午後はこれまでの実習のまとめのプレゼン発表会。しかし、発表に対して学生から全くコメントが出ないというのもなんだかなあ。同じようなデータ解析を行なっているわけだから、全く内容を理解していないわけではないだろう。質疑応答まで含めて実習だと理解して欲しいところ。それを考えると昨年の中学生たちはとても元気だった。

今日の夜と明日の午前中にはポスターを完成させてしまって、午後は来週の講義の準備にあてたいところ。

アワアワのたまご [日常]

午後の研究室ゼミの時間帯に調査地の下見に出かける。4月に訪れて以来なので、かなりフェノロジーが進んでいるだろう。来週は月曜日に別の調査地の下見で、金曜日から日曜日にかけて横浜の熱帯生態学会に出かける必要があるので、だんだんと忙しくなってきた。それにしても今日は暑い。

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ガマズミにはたくさんの甲虫が来ていた。

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サクラの仲間の果実もたくさん。

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ペリットらしきものも発見。
ここはサクラ類がたくさん植栽されているので、どの種かわからん。

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講義用に管理された林の写真。

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コアジサイもたくさん咲いていた。

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久しぶりにモリアオガエルの卵を確認。

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かわいい。

種子トラップや自動撮影カメラなどを設置できそうなところを幾つか検討して、後はこちらのスタッフのかたと相談して、最終決定かな。

トノサマガエル探索 [日常]

今朝は早起きして、畑の草むしり。2年目になって色々と雑草が増えてきた。午前中は小学校で授業参観をこなし、午後に犬の散歩がてら、トノサマガエルを探す。30年前には、探すまでもなくたくさんのトノサマガエルが自宅の裏の田んぼや水路にいたのだけど、数年前の区画整理後は全く姿を見ない。水田にもトノサマガエルの卵塊を見かけないし、近所ではアマガエルの鳴き声ばかりなので、減っているのは間違いなさそう。

ただ、完全にいなくなったとは思えなかったので、同じ町内の区画整理前の水田が残るところへ散歩に出かける。犬が水路際の草むらに突進するので、カエルがいれば、水路に跳び込むのですぐにわかる。最近、大学周辺の草本なども教えているせいか、この辺の雑草はだいたい名前の見当がつくようになってきた。と、カラスビシャクが生えているのを発見。今まで全然気がついていなかったけど、こんな所にも生えていたのですね。

しばらく歩いていると、少し大型の飛び込み音。水路をのぞくと緑色のトノサマガエルを確認。久しぶりに見た。その後も同じような水路沿いを選んで散歩して、トノサマガエルを3匹は確認。さすがに全くいなくなっていたわけでないようですが、子供の頃と比べると随分減ったな。区画整理前とはいえ、水路沿いの雑草がかなり丁寧に刈り込まれている。草刈り機で一気に刈り取ることができるようになっているからだろうな。

ついでにシマヘビが水路沿いで日光浴しているのを発見。シマヘビを見たのも久しぶり。デジカメを持っていなかったので、とりあえず捕獲して、自宅に戻る。犬の散歩中にヘビをぶら下げたまま人家の周辺を歩くのは怪しすぎるので、少し遠回りして、リードを持つ手にぐるぐる巻になっていてもらう。それでも充分怪しかったかもしれない…。

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撮影後は近くの水田から帰宅してもらう。久しぶりにヘビ臭い。外を歩くときにはデジカメを持ち歩かねば。