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すっかり自動撮影カメラ屋さん [日常]

午前中は自宅の掃除。家族が買い物に出かけてからは、査読業務に集中。短いけど、どこが面白いのかをもう一度丹念に読み直す。最初に読んだ時とはちょっと評価が変わったけど、それはそれで良いことにして、レポートにまとめてさっさと送信。1週間くらい査読期限を過ぎてしまったけど、1ヶ月以内だからまあ許してもらえるだろう。その勢いでもう一つも読み直すけど、今日中にまとめてしまうのは難しそうなので、もうしばらくお待ちください。ちょっと専門外の内容は、なかなかすぐには判断が難しい。

熱帯生態学会のNLは原稿待が一件だけなので、そちらは届いた段階で早急に対応して、お盆明けには業者に送付できるだろう。8月末には印刷されるだろうから、ちょっと遅れるくらいでまあ、いいでしょう。

マレーバクを対象にした共著論文がIntegrative Zoologyに受理された。バクの特集号に掲載されるらしい。担当編集委員は東大でアジアゾウの種子散布で学位を取得したアイムサさん。

Lynam, A. J., Tantipisanuh, N., Chutipong, W., Ngoprasert, D., Baker, M., Cutter, P., Gale, G., Kitamura, S., Steinmetz, R., Sukmasuang, R., & Thunhikorn, S. (in press) Comparative sensitivity to environmental variation and human disturbance of Asian tapirs (Tapirus indicus) and other wild ungulates in Thailand. Integrative Zoology

最初に投稿した段階では、わたしの調査地のデータも含まれていたのだけど、レフリーから調査面積が小さいところは省いて、再解析しろとコメントされたので、結局はわたしの提供したデータは使われずに論文化されてしまったのだけど、まあ、いいや。タイ国内で比較的面積の大きい保護区内で自動撮影カメラに撮影されたマレーバクのデータから、どんなハビタットでよく撮影されているのかを検討し、さらにサンバーやホエジカなどの有蹄類のデータと比較したもの。