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サイト引越し中 [日常]

個人サイトを引越し中です。日本語の情報は大学サイトにある程度掲載されているので、英語の情報を主に記載してあります。
https://sites.google.com/site/kitashumpei/

利用しているso-netのサイト容量を超えそうなのと大学と自宅、さらに海外で作業するとなるとこちらのほうが便利そうなので…。暫定版ですので、内容的には、ほぼ古いサイトの情報そのままです。しばらくは古いサイトも残しておきます。そのうち削除して、こちらに完全移行する予定です。

10月中はイロイロと締め切りがあるので、11月になったら、これまでに撮影された自動撮影カメラの写真やサイチョウが利用する果実の写真などをまとめて公開する予定です。

カモシカを見た [日常]

天気予報どおり、朝は雲が多そうだったので、全天写真を撮影する準備をして、学生を待つ。が、予定の時間を過ぎても全く音沙汰なし。こりゃ寝坊しているなと判断して、待っていると仕事に差し支えるので今日は一人で林業試験場へ。よく考えると一人で林業試験場の調査へ行くのは初めてかも?

先日、設置した自動撮影カメラを確認すると設置したギンナンの10個中、3個が消失していた。カメラを確認するとリスが数回撮影されている。すぐ近くの間伐材を積み上げた隙間にギンナンの殻がいくつも捨てられているのはこいつだったか?タヌキやハクビシンもいるので、そちらを期待していたのだけど、このカメラではリスのみ。

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エノキも熟してきた

もう一箇所のカメラの近くで前方に動くものを発見。いつもカメラに撮影されているカモシカの親子だった。しかし、まったく人間を怖がる様子がない。歩きながら、植物を食べている様子。2頭が動くとその後を追ってもう1頭が出現。こちらは父親だろうか?それとも交尾を狙うオス?しばらく観察していたけど、ゆっくりと奥の方へ移動していった。こちらのカメラも3個が消失しており、アカネズミらしいネズミが何度も撮影されていた。ネズミやリスは中身が欲しいのだろうから、ギンナンに糸付けして追跡調査してみるか?

全天写真も無事に撮影することができたので、あとはきちんと解析してもらうのみ。ルーチンの仕事を終えてからは、林業試験場内をぶらぶらしてキノコを撮影。昨日の雨で少し違うものが出てきていると思ったけど、スッポンタケやその他匂いが強いものがいくつか出ていた。

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スッポンタケ

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ショウジョウバエ

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大量の卵みたい

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カニノツメ

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残念なお知らせ [日常]

午前中は生物分類学の講義。2コマ目なので、1コマ目の間に講義内容の流れを確認して、先週の例題の解答とその解説をメモ。この講義は来年から夏季集中の講義に移行させたいと計画しているもの。同じ県立施設である石川県の自然史資料館のスタッフにお手伝いしていただいて、標本の採集、作成、保存、管理など博物館実習の内容の一部を取り入れた形式にする予定。必修科目ではないので、比較的、融通がきくらしい。わたしとしても講義で各分類群の説明をするよりは、実物を採集して標本を作成したりする方が楽しいし、何より学生の記憶にも残りやすいだろう。

共同研究者のFB経由で、ポスドク時代に調査をしていたタイ南部の調査地で事件があったことを知る。サイチョウの調査に協力してもらっている地区の代表がテロに巻き込まれて殺害されたとのニュース。先月、タイを訪れた時にも以前よりも状況が悪化しているとの話を聞いたばかりだった。せっかく継続的な協力体制を築くことができてきただけに残念。早く安定化してくれないかと思うけど、なかなか難しそう。

明日の午前中は林業試験場のイチョウの根元に設置した自動撮影カメラの確認とGardenWatchCamで止まり木を訪れる鳥を記録できているかどうかの確認。ついでに曇り空なら全天写真を撮影したい。

調整池でツユクサ調査 [日常]

今朝はいつもより少し早く大学に行って、調整池でツユクサの訪花昆虫を観察。ちょっと気温が低かったので、昆虫が来るのかどうか心配だったけど、ツユクサの咲いているところを何箇所がめぐるとホソヒラタアブらしき個体を発見。しばらくこの個体を観察してみる。丑丸さんたちの研究成果が既に論文としてまとまっているので、今さら新しいことがなにかすぐに見つかる気はしないけど、訪花昆虫を観察する練習には、調度良いだろう。

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これは雌しべがない花

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こいつはよく来ていた

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危ないところだった

しばらく観察していたけどミツバチが全く来ない。丑丸さんたちの研究だとミツバチも結構来ていたはずだし、わたしが自宅で見ている花にもミツバチが来ていたのでちょっと不思議。調整池の周辺を歩いていると、日の当たっている道路側に咲いているツユクサでミツバチを発見。こちらのほうが早く暖かくなるのかそれとも相対的な花の量が多いからだろうか?しかし、訪花昆虫って3時間連続して見ているだけでも色々と見ることができて楽しいですな。果実の観察なんて、1日見ていても何も来ないことなんて普通だからなあ。最もたくさんの訪花昆虫をきちんと同定するのは大変そうだけど。

本当は春先から定期的に同じ調査地を咲く花のフェノロジーの観察と訪花昆虫の観察を行ったほうが良かったかもしれないけど、就職活動とかあるとなかなか定期的なスケジュールを組みにくいのが難点。まあ、これから頑張ってもらうしかない。