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イチョウを食べる動物たち [日常]

林業試験場のイチョウの下に設置している自動撮影カメラで動物が撮影されだした。林床で撮影されているのは哺乳類ばかり。撮影頻度では、タヌキ、アナグマ、アカネズミが多いけど、実際に消費した個数からするとタヌキかな?結構、しっかりと選んで食べているらしく、設置した複数の種子の中から種皮がジュクジュクして匂いが強いものを選んでいる。

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アナグマ

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タヌキ

タヌキは1個ずつ上を向いて丸呑みするらしい。多分、どこかにタヌキのため糞があるはずなので、そこを探し当てれば、おおまかな種子散布距離は計算することができると思う。アナグマは種子を破壊している可能性もあるのかな?いしかわ動物園で飼育していなかったかしらん。来年度、もうちょっとサンプル数を増やせば、卒業研究のネタにはなりそうだけど、ちょっと時期が遅いのが問題。

科研費の学内締め切りまで1週間に迫ってきたので、そろそろ書類を仕上げてしまいたい。いろいろと頼まれ仕事をこなし、卒業研究のサポートをしているとついつい後回しになってしまう。ただ、来年度はアルゴスシステムを利用したサイチョウ類の長距離移動の追跡調査も同じ調査地でスタートするので、そちらのデータを上手く流用できる形にして、超長距離散布もきちんと評価できるようになると面白い。