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マムシグサが熟してきた [日常]

午前中は大学院の講義資料の修正。大学院の講義はリレー広義なので担当の5回分のうち、残りの4回分の講義資料を修正してしまう。基本の構成は昨年度と同じにしておいて、紹介する論文は最新のものに差し替え。

午後は定例の林業試験場での自動撮影カメラの交換作業。今日は来年度、研究室に配属になる3年生も同行。来年の研究テーマを考える参考にしてもらう。とりあえずは継続的に調査地として利用している林業試験場や角間の里山を歩いてもらい、野外調査の感覚をつかんでもらいたい。

道路沿いのマムシグサを見て、ちょっと驚く。既に熟し始めている…。去年より半月以上、熟してくるのが早いのではないだろうか。明日、モニタリング用のカメラを準備して出直してこよう。その後、順番に定点カメラの設置場所をめぐっていると熟し始めたマムシグサを新しく発見。毎月のように歩いていたのに今まで全く気がついていなかった…。やはり緑の果実を発見するのは難しい。もう少し標高の高い場所なども歩いて探してみる価値はありそう。アキギリやツリフネソウなどが開花していたけど、訪花昆虫は観察できず。

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秋の味覚

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熟し始めたマムシグサ

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アキギリが開花中

自動撮影カメラを確認しているとツキノワグマが数回撮影されていた。基本的には、夜間に撮影されているけど、いつもよりも撮影頻度が高いなあ。あと、かなり立派な角を持ったオスジカが撮影されていた。少なくとも2頭、最近、林業試験場内をうろうろしていたらしい。

前回、開花中だったアキノギンリョウソウはすっかり果実になっていた。ギンリョウソウよりもかなり大きく見える。確かに開花後にまっすぐに上に向かって伸びているなあ。種子散布時期まで観察できるとよいのだけど。

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アキノギンリョウソウ