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クマがうろうろする時期 [日常]

今日は出勤することも考えたけど、おとなしく在宅勤務。といっても今日は林業試験場の自動撮影カメラの確認作業があるので、午前中は野外調査へ。花粉もなくなって、梅雨前のすがすがしい天気なんだけど、学生を実習に連れてこられないのはちと残念。ただ、基本、学生の調査の手伝いに来ていたので、久しぶりに一人でウロウロしている時間も楽しい。最初のカメラでいきなりツキノワグマが数日前に通過していた。まだ小さい個体だな。

去年調査したキイチゴたちは緑色がほとんど。モミジイチゴの早い個体ですこしオレンジ色になってきた。追加データとして、ヒヨドリの糞を効率よく回収できないだろうか。去年はクマイチゴでたくさんナナフシを見かけたけど、今年はまったく見つからず。たまたまだったのだろうか。貯水池にはモリアオガエルの卵がずいぶんと増えていた。帰るのが遅くなったのか、コンクリ面にへばりついている親個体もいた。

林業試験場内にはショウブはないけど、セキショウは渓流沿いには見られる。ただ、結実している個体は多くはないので、調べてみると面白いかもしれない。ただ、卒研調査には時期が悪いんだよな。日曜日に林道内の水たまりで頑張っていたヒキガエルのオタマジャクシたちもまだ元気にしていた。このまま何とか干からびずにカエルになれるかな。

午後は回収してきたデータの確認。回収時にもいろいろ撮影されている気がしたけど、クマ、シカ、イノシシ、カモシカ、アナグマ、タヌキ、キツネ、ハクビシン、ウサギ、イタチ、リス、ネズミ、ネコとニホンザルとテン以外のオールスターが登場だった。鳥もカケス、クロツグミ、キジバトが記録されていた。コロナで登山客も減少して、森の動物たちがウロウロしているのだろうか?

夜は査読レポートをまとめる作業。この雑誌は時々貴重なデータが掲載されているので、この論文も何とか世に出したいけど、修正点が多すぎる。このデータは眠らせるのは持ったいないので、シンプルな解析方法と図表の修正を中心にまとめる。ただ、属名と種小名の間にほぼすべてスペースが入れられていないのは、何か編集時にミスっているのか?これも全部指摘しないといけないのかとか考えているうちに夜中になったので寝る。
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