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1年生向け実習二日目 [日常]

今日は大日川ダムの見学からはじまり、最後は手取川河口付近で、防風林を観察する日程。昨日とは異なり、県の農林総合事務所から2名の方が解説に加わっていただく豪華なスケジュール。二人とも農業短大の出身。県の農業土木関係者には農業短大出身者がそこそこいるらしい。

大日川ダムは農業用水がメインのダムで、その後も用水管理センター、水力発電など農業用水に関連した施設を中心に見学。大日川ダムの方面に来たのは実は初めてかも。途中の鳥越城址には小学校のバス遠足できたことがあるはずなので、25年ぶりくらいにこの辺を訪れたのではないかな?ソバ畑がチラホラと見えて、白い花できれいだった。

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その後は白山比咩神社近くの用水管理センターで解説を聞いて、取水口などを見学。私達の前には小学生の見学者が訪れていたらしいけど、この時期はそういった見学解説が多いらしい。それにしても今日は暑い。昼食は獅子吼高原のゴンドラ乗り場周辺のレストラン。こんなところにこんな施設が色々あったとは知りませんでした。昼食後、周辺をうろちょろしているとフェアリーリングを発見。あまりはっきりしないけど、きれいに丸くなっていた。

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午後は用水の分水地点を見学して、その後は水力発電施設。かなり大型のモクズガニの死体が転がっていた。この辺まで登ってくるらしい。それにしても立派な個体。発電施設にゴミが流入しないようにするためのゴミ処理時にモクズガニも捨てられて、それがカラスに食べられるらしい。もうかなり登ってきているようなので、夜中に近くの用水を観察してみるか?

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今日の最後は手取川河口周辺のクロマツを中心とした植林事業による防風。ついでなので、ハマヒルガオなどの海浜植物の説明もしておく。一応、石川県産の樹木を植林しているらしい。ハマナスって、こんな感じの液果をつけると走りませんでした。アオツヅラフジも結構実っていた。あとはモチノキやエノキなど、海岸に多い樹種を植林しているみたい。

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最後はトミヨの保護を行なっている場所の見学。安産川にはナガエミクリが大量に生えていた。こんなにまとまって生えているのは初めて見たなあ。トミヨがメインだけど、わたしはバイカモの写真ばかりを撮影していた。私にとってはトミヨよりもこちらのほうが高い評価。ただ、元の生息環境では非常に少なくなっているらしい。用水の水が入っているのではなく、周辺の湧水の漏れたものが入っているだけで、かなり止水に近い環境の川らしい。ここでトミヨを見て、ツチガエルの幼体やヨコエビなどを観察して過ごす。透明度の高い冷たい湧水でした。

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明日は林業試験場での定期調査。