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マヤサンオサムシが採れた [日常]

午前中はインターンシップ関連の手続きをちょっとだけ進めて、その後は講義。来週のブナ林実習の説明もしておく。毎年のように露出が少ない服装にするように言っているけど、1回目の実習ではいまいちピンときていなくて、ブユに刺され、ようやく学習する学生が多い。でもブユって人によってはかなり痕が残るので、最初からきちんとした服装にして欲しいので、昨年度、刺された痕が残った写真を見せておく。ハッカ油買ってみようか。

午後は先週、林業試験場から回収してきたピットフォールトラップの内容物の標本作成。ピットフォールトラップを使ったのは初めてだけど、こんなにいろいろと採集できるんだ。学生一人1個のプラスチックカップを3つの林(ハンノキ、スギ、コナラ)に仕掛けたので、計60個ほどの米酢ピットフォールを1週間放置したもの。この間、雨も降らなかったし、天気も良かったからだろうか。

実習で目的とした甲虫類では、オサムシ、ハンミョウ、ゴミムシ、シデムシなどが採集された。まあ、ほとんどマヤサンオサムシとニワハンミョウなんだけど。大型のマイマイカブリやオオオサムシなど、150個体、20種を超える甲虫類が採集できた。

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大型のハネカクシとかもピットフォールで採集されるのね。ゴミムシは事前に採集した個体を専門家に同定していただき、同定ポイントをある程度、教えてもらったので、どうにか対応できた。ただ、事前にレファレンス用の標本を作製しておかないとなかなか同定することは難しい。この辺は肉眼では確認できないことが多いので、実体顕微鏡が必須だと思ったけど、デジカメで接写して確認するという技も使えそう。6時ごろまでしっかりと実習に取り組みました。来年度以降も標本を作製しておけば、後で確認もできるだろう。