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ウガンダ調査7日目 [研究]

今朝は5時半に起床。6時に朝食を済ませて、今日も2グループにわかれて調査。昨日、あまり歩かなかったトレイルを中心に狙った植物を探す。ただ、個体によっては巨大すぎて、葉の採集はできないこともあるので、別の場所で同種個体を探す。雨季の始まりということもあり、新葉を出している個体も多い。ウルシ科のPseudospondiasは真っ赤な新葉だった。チンパンジーの群れが来ているらしく、騒ぎ声が聞こえてくる。結構、距離は離れているらしく、全く姿は見えないけど、騒々しい。時折、サイチョウの鳴き声も聞こえてくる。今日はレア種で採集可能な種はほぼ採集したので、10時半ごろに調査基地に戻る。

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根返り

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木性シダは多い

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昨日、採集した標本を乾燥させるために宿舎のトタン屋根の上に並べてみる。今日も大量に標本作成することになりそうなので、標本に挟み込む段ボールを準備する。お昼過ぎにもう一つのグループが戻ってきたので昼食。天気が良いので布団乾燥機を使ってみる。送風なら問題なく動きそう。何もしないよりはましなので、サンプルを乾燥させてみる。昼食後、メンバーの一人が森の中でカメラを落としてきたらしく、現地スタッフとともに探しに出かけ、無事に見つけて帰ってくる。昨日同様に植物標本の作製とサンプル処理を終えるとすでに夕方。

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ドクチョウ

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イチジク

午後は雨になることが多いので、トタン屋根から回収した標本は灯油ランプで乾燥させてみる。夕食時は自分たちが大学院生の頃の昔話をしながら、こちらの地元のお酒であるバナナビールを飲む。泥水を薄くした色合いで、これまでに飲んだことのない味わい。甘くはなく、燻製臭もある不思議な飲み物。1.5Lを5人でさっと飲んでしまった。ちょっとピリピリした感じもあるけど、これが普通なのかな。今夜は餃子もどきをいただいた。

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ウガンダ調査6日目 [研究]

今朝もかなり早起きしてしまったが、6時ごろまでベッドでごろごろして過ごす。今朝も4時ごろから森から動物の鳴き声が聞こえてきていた。毎朝、おかずにアボカドを半分食べている。宿舎の周辺に植えられている熟しても川が緑色の品種で結構大型の果実。

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調査基地からの夜明け

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毎朝のアボカド

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派手なバッタ

今日は葉の機能形質を測定するためのサンプリングを行うグループと植物同定用の参考標本を採集するグループに分かれて行動。私たちは植物同定用の参考標本を採集するためにカリンズチームで利用しているフェノロジートレイル沿いでサンプリング。調査地内に張り巡らされたトレイル沿いの対象木にナンバーテープがついており、それぞれのトレイルで200本程度の観察を行っているらしい。その対象種リストを参考にしながら、必要な樹種を長い鎌を使って採取していく。15mまで伸ばせる採集用の鎌を初めて使ったけど、中低木を採集するにはとても便利。

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ムサンガの若い果実

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ナメクジ?

昨日、下見した段階でもそうだったけど、MusangaやFicusなど森の中にはさまざまな果実が実っていた。今日はできるだけたくさんの樹種をサンプリングすることが目的なので、森の中の優占種を中心に採集を進めていく。10時過ぎに一度休憩して、11時半ごろに宿舎に戻り、午後の仕事の準備をする。12時前にもう一つのグループも大量の植物標本を抱えて戻ってきたので、一緒に昼食にする。昼食後、サンプリングしてきた植物の写真撮影と標本作成、および葉っぱの機能形質の測定用のデータ処理を行う。途中、水浴びタイムを挟みながら、18時半の夕食前にはサンプル処理を終了。

夕食後はサンプリングできた参考標本とフェノロジー調査対象種のリストとの対応。明日はレアな種を中心に狙ってサンプリングする予定。

ウガンダ調査5日目 [研究]

時差ボケなのか4時に目が覚める。さすがに起きるには早いので、ベッドでごろごろして過ごす。森の中から哺乳類の鳴き声が聞こえていたと思ったら、ハイラックスの仲間らしい。朝は思ったほどは寒くはなさそう。起床時間の6時でもまだ暗く、頭上にオリオン座が輝いていた。天の川もきれいに見えている。朝食は前日の夕食の残りがメイン。朝食に出てきた卵焼きが白い。卵の黄身が基本、白いので、卵焼きが白くなるんですな。

今日は私たちと一緒に歩くのはチャールズさんという現地の比較的植物に詳しいトラッカーとこちらでチンパンジー調査中の大学院生のAさんと一緒に歩いていく。今回のメンバーは植物生態学に偏っており、何か変わった植物があれば、立ち止まって写真を撮影し、あーだ、こーだ、言っているので、なかなか進まない。一緒に歩いている現地スタッフはあまりに歩くスピードが遅いので、ちょっと戸惑い気味。そりゃ、チンパンジーを追跡調査している人たちからすれば、植物生態学者たちが森を見て歩く際の速度は極めて遅いのだろう。ParinariやCarapaの巨大な種子を見かけて、ちょっとアフリカ熱帯らしい雰囲気を味わう。Carapaの種子って、こんなに巨大なのか。これは大型のネズミ類が種子を散布しているに違いない。樹木の幹にコケや地衣類が大量についているところは山地林っぽい雰囲気を出している。木生シダもたくさんあるので、亜熱帯林っぽい。

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幹生果のイチジク

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Carapaの落果

今日の下見は植物の観察がメインだけど、途中、カリンズの森に生息している霊長類にも出会う。最初に出会ったのはシロクロコロブス。おー、ボウシテナガザルのような顔をしていて、尻尾が特徴的。その後、ブルーモンキーとアカオザルの混軍に出会う。お昼過ぎに宿舎に戻り、朝食の残りで昼食。午後はまったく別の雰囲気の森を見に行くということで、最近、伐採が行われた場所を見に行く。こちらはMusangaやTrema orientalisなど、いかにも伐採後に回復してきましたという植物が目立つ。ただ、大量の毛虫にやられていて、ほとんど葉が残っていない個体が多かった。あれだけ食べつくさせているのも珍しい気がする。

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途中、雨が降りそうになったけど持ちこたえて、16時過ぎに調査基地に戻る。明日からは植物標本を採集する必要があるので、その準備。調査基地でのWiFi用に1か月5Gのコースで90000シルを支払い。到着した日は比較的スムーズにネットにつなぐことができたので、余裕をもったコースにしたけど、失敗だった。初日ほどスムーズにつながることは滞在中にほとんどなかった。Gmailは簡易版にして、さらにオフラインGmailを組み合わせても読み込みにかなり時間がかかった。オフラインGmailをカンパラのホテルでダウンロードしておいてよかった。今日も早めに就寝。

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ウガンダ調査4日目 [研究]

昨夜はかなり激しい雷雨になった。朝食後に荷物をまとめてホテルをチェックアウト。8時半から車2台(ランドクルーザーとハイエース)に分乗して出発。途中、道路沿いにパピルスが多くみられる。移動中もハシダカサイチョウやカンムリエボシドリが道路を渡っていくので、油断できない。10時過ぎに赤道を通過した時に記念撮影。10分ほど休憩して、再び移動。11時過ぎにMasakaを通過して、13時にMbararaに到着して、ホテルのバイキングで昼食。バイキング形式だったけど、昨夜の夕食より高かった。1時間ほどのんびりと過ごして、14時前に出発。15時前にカリンズから最寄りの町であるIshakaに到着。ここでミネラルウオーター1.5L12本入りを18,000シルで購入。

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赤道

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今日のランチ

道路沿いに茶畑が増えてきて、こんなところに森があるのかと思っていると急にカリンズへの脇道に突入。雨が降った後で、場所によってはかなりどろどろ。こんな道、ハイエースで大丈夫なのかと思っていたら、予想通り泥にはまる。そりゃそうでしょう。車から降りてみんなで押してみたけど、全く動かない。ハイエースが先行していたので、どうにかしてランドクルーザーが脇から前に出たものの引っ張る紐もない。結局、先に調査基地に行ってもらい、助けを呼んでもらうことにする。その間、私たちはスタックした車の周辺で森の様子を観察。道端ということを考えても木が低い。チラホラ見る限りはMacarangaのようなものが目立つ。

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押しても無理

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Illigeraの仲間

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ツリフネソウの仲間

しばらくしてランドクルーザーが戻ってきたけど、持ってきた紐が細すぎる。どう考えても無理だろと思ったけど、やっぱり切れる。ただ、そこでドライバーたちは考えて、複数の紐をねじって再トライ。次は見事に成功して、17時前に調査基地に到着。もともと伐採所だったところに太陽パネル付きの小屋が並んでいる。割り当てられた部屋に荷物を置いて18時半から夕食。明日は調査地の下見ということで、ここでフェノロジー調査に使われているトレイルを中心に歩くことにする。移動日ということもあり、早めに就寝。明日は6時に朝食で、7時に点呼があり、7時10分に森へ移動するらしい。

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調査基地

ウガンダ調査3日目 [研究]

時差ボケが残っているのか、昨夜早く眠りすぎたのか、5時に目が覚める。外はまだ暗い。シャワーを浴びてから、コーヒーを沸かして、いただく。部屋の壁に蚊がいたのでつぶしておく。吸血していたようだけど、私の血だろうか。蚊帳の中で寝ていたけど、どこか刺されたのだろうか?昨夜、寝る前にも探したけど、今夜はもう少し念入りに探してから寝よう。

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ホテルの外観

7時から今日の予定を打ち合わせながら、みんなで朝食。標高が1000mを超えているだけあり、明け方は少し冷え込むけど、気持ちの良い朝。みなさん、お腹の調子などは問題なさそう。まずはドルで持ち込んだお金を両替するために交換利率の良いところを探して移動。道端の街路樹に巨大なハゲコウが2羽いて、みんなで盛り上げる。

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街路樹のハゲコウ

今回の滞在費として必要な金額を両替すると結構な札束になった。0が多すぎてよくわからない…。こちらの人の会話を聞いていると1000を単位に数えているらしい。他のメンバーはATM経由で現地通貨を引き出す予定だったけど、プラスのあるATMがなく、どうもうまくいかなかったようだけど、日本円も両替してもらえた。あと古いドルは両替してもらえないかと思ったけど、手数料が割高になるくらいで対応してもらえそうだった。それなら古いドルが300ドルほどあったので、持ってくればよかった。

両替終了後はホテルに戻り、マケレレ大学の植物標本庫のOliviaさんと一緒に古新聞を購入するために新聞社を訪れる。かなり道路が渋滞していたので、大した距離がないのに結構な時間がかかった。古新聞は通常、金曜日にしか販売していないそうだけど、特別に40キロを販売してもらう。1キロ1000で、40000の支払い。古新聞なんてどこにでもありそうなものだけど、現地の人がいないとまとまった量を探すのは難しかっただろう。お昼前にホテルに戻り、明日からのレンタカー代の支払いに出かけていたグループと合流。ホテルの中華料理屋で昼食。ビールよりフレッシュジュースの値段が高い。

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午後はこれからの調査費用の清算を行い、カリンズから降りてくる人を待つ。調査地に50mメジャーはあるらしいので、探す必要はなさそう。夕飯は松尾さんの希望によりエチオピア量を食べに出かける。テーブルクロスのような薄い酸っぱい生地のうえにおかずがのせられており、それを生地でくるんで食べるものらしい。なかなか変わった料理で、おいしいものでした。

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ウガンダ調査2日目 [研究]

機内ではあまり眠れなかったけど、朝食を食べながら、機内映画で「幕が上がる」を見る。ただ、開始した時間が遅かったので、30分残した状態で着陸。続きは帰りの飛行機で見るか。前回の南アフリカ同様、早朝のドバイに到着。30℃というアナウンスだったけど、それほど暑くはない。ゲートを確認後、スターバックスでネット接続を試みたけど、今日は遅すぎてつながらない。特に急ぎの用事もないので、さっさとあきらめる。

ゲート前で関空組と合流して、ウガンダへ向かう。ドバイまでの飛行機とは異なり、空席もあったのでゆったりと過ごすことができた。ただし、機内映画は比較的限られたものになっていたので、おとなしく調査の予習をして過ごす。ウガンダ本はおいてきたので、持ってきた地球の歩き方を読み直す。ウガンダの位置や調査地の正確な位置などをもう一度確認しておく。

ほぼ予定通りの時刻にエンテベに到着。国際空港としては、かなり小さい。入国審査が行列で、かなりの時間を費やす。税関はスムーズに通過し、ホテルからの迎えのバンに乗り込んで、今夜の宿がある首都カンパラに向かう。空港から1時間程度という話だったけど、渋滞していたせいもあり1時間20分で目的のホテルに到着。小さくてこぢんまりとしたホテル。カリンズのチームが常宿にしているところらしい。ホテルの部屋に蚊がいたので、つぶしておく。テレビはNHKワールドが入っていた。

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18時に夕飯に出かけて、インド料理を食べながら、明日の予定の打ち合わせ。ナイルスペシャルというのがこちらの地元のビールらしい。それにしても涼しい。明日の朝食は7時で、朝一番に両替を済ませて、午前中は古新聞を買いに行くグループとカリンズへの移動の車の代金を支払いに出かけるグループとで別行動をとることにする。おいしくインド料理をいただく。ビールがおいしい。夜中に蚊の羽音で目が覚めたけど、ハマダラカではなさそうだった。

ウガンダ調査1日目 [研究]

午前中はウガンダへ持ち込む荷物の最終確認。結局、30kgを超えたので、超過料金を払うことになりそう。持ち込む変圧器が6kgもあるので、仕方がない。午後に1時間半ほど昼寝をして、夜中のフライトに備える。雨も上がり、荷物は15kgの段ボール1箱と18kgのスーツケースにまとめた。普段のタイの調査と比べると双眼鏡や調査服など、調査用具をすべて持っていく分、スーツケースがかなり重い。

夕方、家族に小松空港まで送ってもらう。荷物が多いのと、超過料金を払う必要があるので、フライトの1時間以上前に空港に到着。ただ、ここで想定外に時間をとられる。3kgの超過で、スタッフからは少し手荷物にしませんかとの提案もあったけど、手荷物がすでに既定の7kgを超えているので、超過料金を払う方向ですすめてもらう。地方空港で自分の系列会社以外の超過料金の支払い手続きとか、めったにやることのない作業だから、多少、時間がかかっても仕方がないか。結局、1時間近くかかり、どうにか手続き完了。ややこしい利用者ですみません。

羽田へのフライトは少し遅れたけど、2時間半前にはエミレーツのチェックインカウンターに到着。同じフライトで移動する葉っぱグループ2名とチェックインカウンター前で合流。調査用具でかなりの荷物量。超過料金を払うと追加で2名ほど調査に連れて行った方がよかったかという話になる。わたしもタイから帰国するときにかなり超過料金を支払ったことがあるけど、こんな金額初めて見ました。

前回同様、エミレーツの機内への移動はかなり早め。購入した飲み物を慌てて飲み干し、機内へ移動。ほぼ満席で、ゆっくり眠るのは難しそう。夜食を食べて、少し眠る。エミレーツ機内は暗くなると天井が星空仕様だけど、どの辺の夜空を再現しているのかはよくわからない。とりあえず眠る。

ギンリョウソウモドキが咲いてきた [日常]

朝は小雨が降っていたけど、予定通り学生二人と角間のフェノロジー調査に出かける。今日はキノコ組も一緒だったので、全7名で小雨の降る角間の里山を歩く。開花している植物は先週とあまり変わらず、秋に咲くマメ科やイネ科が多い。ただ、先週から雨が続いていたせいか、キノコが随分と増えていた。

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水玉になったミズタマソウの果実

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キノコる女性陣

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ツルニンジン

先週とあまり変わらないかなあと歩いていると林床に小さな花を発見。お、ギンリョウソウモドキか。ここでは初めて見た。ただ、去年、林業試験場で見た個体と比べるとずいぶんと小さい。季節外れのギンリョウソウだと面白いのだけど、ギンリョウソウモドキなら、そのうち上を向いてくるだろう。

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角間のギンリョウソウモドキ

午後の打合せが早く終了したのと、天候が回復してきたので、土曜日に出かけるつもりだった林業試験場のカメラの交換に出かける。普段は朝に出かけることが多いので、たまに午後に出かけると太陽の当たり具合が異なり、かなり森の雰囲気が異なる。トレイル沿いはイノコヅチ、ノブキ、ヌスビトハギなどひっつき虫が多い。

今日は調査中にカモシカには出合わず。昨年、ギンリョウソウモドキを見かけた場所に出かけてみるとこちらでも咲いていた。やはり角間もギンリョウソウモドキかな。

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明日は荷造りして、明後日の夕方からウガンダへ移動。通常業務には30日から復帰予定です。

大学調整池でシマヘビを捕獲した [日常]

昨夜からの雨が朝になっても微妙に残っている。今日も午後は会議でつぶれてしまうので、曇り空の下、大学ビオトープのフェノロジー調査。アキノノゲシなど、秋に咲く植物が開花してきた。全体はセイタカアワダチソウに覆われているので、あと1か月もすれば黄金色に染まるのだろう。きちんと記録していないけど、この4年間でずいぶんと増えた気がする。ヨモギもわたしがウガンダに出かけている間に開花しそう。ツユクサには、ホソヒラタアブらしきハナアブ類がウロウロしていた。へー、こんな曇り空でも訪花するのか。

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アキノノゲシ

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アメリカセンダングサは激しく食べられた

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キショウブは種子散布中

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ヤブヘビイチゴはまたナメクジか?

途中、雨に降られながらも調査を続けていると、シマヘビを発見。おー、いるんだなあ。学生が見たという話は聞いていたのだけど、わたしは見たことがなかったので、一応、捕まえてみる。おー、結構立派な個体。余裕で1mを超えている。逃がしてから撮影しようと思ったら、すばやく草むらに隠れてしまった。まあ、捕まえたからいいか。

小雨が降っていることもあり、シジミチョウやセセリチョウの仲間は休んでいる個体が多かった。今日見かけたコカマキリやオオカマキリはいずれも成熟しており、季節の移り変わりを感じる。雨が再び激しくなってきたので、さっさと終わらせようと思ったところで、ふたたびシマヘビを見つける。さっきとは別個体で、少し小さい。せっかくなので記録写真を撮影しておく。

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2匹目のシマヘビ

今年は草本の開花・結実フェノロジーを押さえたので、来年はその情報をもとにして、もう少し相互作用に絡んだ研究にしていきたい。ただ、昆虫相を押さえるのにもう少し時間がかかるかな。

ヤマナメクジが産卵した [日常]

台風の直撃は避けられそうで、雨もたいしたことなさそう。ウガンダに持っていく長靴と布団乾燥機の荷造りを進めておく。今日は集中講義があるので、講義前にヤマナメクジの飼育ケースの掃除。何気なくケース内の木の皮をどけると透明なイクラの山が出現した。おー、昨日の夕方からこの辺で休んでいたと思ったら産卵していたのか!えーと、この個体は交尾したのが7月27日だから、産卵まで43日かかった計算。

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透明なイクラみたい

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30粒ほどありそう