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ウガンダ調査9日目 [研究]

今朝も5時40分に起床。いつも通り6時に朝食を済ませて、標本乾燥用のランプを4台に増やして、標本を連続乾燥できる体制を整える。不調な灯油ランプの芯を切り取って新しくしてみると、うまく連続点灯するようになってきた。灯油ランプって使ったことはなかったけど、ススがついたホヤを磨くときれいになるのは単純に楽しい。

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ランプで乾燥中

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今日は大部隊での調査

今日は草本の標本採集があるので、シャベルをもってでかける。ここ数日、森の中を歩いていたけど、ショウガの花は一度も見ていない。昨日、オオホザキアヤメの仲間のつぼみは見かけたけど、多くはない。ツユクサの仲間はそこそこ見かけたけど、ここのチンパンジーはあまり食べていない様子。現地のトラッカーに現地名を聞きながら、ショウガやクズウコンの仲間を中心にサンプリング。昨日までに採集できていない樹種も見つけた際にはサンプリングしたので、そこそこの採集量になった。

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透明感のあるシロアリ

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Costaceaeの花

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プロの技

宿舎に戻ってきた際に道端で何やら怪しげな種子を見つけた。バナナの種子らしいけど、タイで見たことがある種子よりもずいぶんと大きい。Musaとは異なる属のバナナらしい。ただ、この花はインドネシアのボゴール植物園で見たことがある。昼食後は再びサンプル処理。ただし、草本は写真を撮影して、標本を作製するだけなので、比較的早く終了。問題はカンパラに戻る時までに標本をどの程度しっかり乾燥させられるかだな。

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巨大なバナナの花

いつもよりも早めの水浴びをしてゆったりしているとサスライアリ属Dorylusが宿舎の前に出現。おー、真っ黒な道になっている。とても大きい個体がいる。少し離れた位置からじっくり観察。宿舎の中に入ってくるようなら灯油をかけろと言われていたけど、とりあえず安全な方向に移動中。大型個体にかみつかれると結構痛い。アリ好きの方々は延々とアリの行列を撮影していた。今夜はボリューミーなコロッケ。

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サスライアリの黒い道

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いろいろなサイズが混じる

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今夜はコロッケ