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大学調整池でシマヘビを捕獲した [日常]

昨夜からの雨が朝になっても微妙に残っている。今日も午後は会議でつぶれてしまうので、曇り空の下、大学ビオトープのフェノロジー調査。アキノノゲシなど、秋に咲く植物が開花してきた。全体はセイタカアワダチソウに覆われているので、あと1か月もすれば黄金色に染まるのだろう。きちんと記録していないけど、この4年間でずいぶんと増えた気がする。ヨモギもわたしがウガンダに出かけている間に開花しそう。ツユクサには、ホソヒラタアブらしきハナアブ類がウロウロしていた。へー、こんな曇り空でも訪花するのか。

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アキノノゲシ

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アメリカセンダングサは激しく食べられた

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キショウブは種子散布中

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ヤブヘビイチゴはまたナメクジか?

途中、雨に降られながらも調査を続けていると、シマヘビを発見。おー、いるんだなあ。学生が見たという話は聞いていたのだけど、わたしは見たことがなかったので、一応、捕まえてみる。おー、結構立派な個体。余裕で1mを超えている。逃がしてから撮影しようと思ったら、すばやく草むらに隠れてしまった。まあ、捕まえたからいいか。

小雨が降っていることもあり、シジミチョウやセセリチョウの仲間は休んでいる個体が多かった。今日見かけたコカマキリやオオカマキリはいずれも成熟しており、季節の移り変わりを感じる。雨が再び激しくなってきたので、さっさと終わらせようと思ったところで、ふたたびシマヘビを見つける。さっきとは別個体で、少し小さい。せっかくなので記録写真を撮影しておく。

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2匹目のシマヘビ

今年は草本の開花・結実フェノロジーを押さえたので、来年はその情報をもとにして、もう少し相互作用に絡んだ研究にしていきたい。ただ、昆虫相を押さえるのにもう少し時間がかかるかな。