SSブログ

ウガンダ調査11日目 [研究]

今日はカリンズの森での調査はお休みにして、カリンズの北にあるQueen Elizabeth国立公園に向かってドライブして、幹線道路沿いの森の様子を見ることにする。時間とお金に余裕があれば、国立公園内も見学したいところだけど、今回は両方共に余裕が無いので、エドワード湖とジョージ湖をつなぐ水路あたりで引き返す予定で出発。調査グループの車で幹線道路まで移動して、そこで今日の運転手がやってくるのを待つ。長距離移動は地元のドライバーを雇って対応しているらしい。ガソリンは基本、ギリギリにしか入れていないので、移動前にまずガソリンスタンドで今日の移動分を給油。下手に満タンにしておくと抜かれることもあるそうな。ディーゼルで3,100シル/リットル。

IMGP0583.jpg
朝食はいつもの白い卵焼き

IMGP0589.jpg
調査基地内で営巣中のハタオリドリの仲間

IMGP0607.jpg
舗装道路を北上する

IMGP0615.jpg
バナナ畑

1時間もかからずにCrator Camp Siteという展望台に到着し、休憩。草原の合間に灌木がポツポツと生えている環境が眼下に広がっている。写真では見えないけど、双眼鏡でようやく見えるサイズのアフリカゾウが2頭いた。小さく見えるけど、決して小さいアフリカゾウではない。展望台周辺で20分ほど休憩して、さらに北上して湖を目指す。おやつの焼きバナナは観光地価格で3本1,000シル。調査地の周辺なら3本500シルくらいらしい。

IMGP0632.jpg
展望台

IMGP0633.jpg
大地溝帯

IMGP0636.jpg
焼きバナナ

そこから折り返し地点の湖までは、道路際でも大型哺乳類に出会う可能性が高く、動物を見つけるたびにストップして、観察していく。上から見て色が変わっていたところは、草本層が完全に枯れていたところだったのか。緑色のところはチガヤのような植物が生えていた。時々、アリ塚があったり、トゲトゲのアカシアやトウダイグサが生えているのがアフリカっぽい。大型有蹄類も少しだけ観察することができた。10時頃に予定の折り返し地点に到着。晩のおかずとして魚の干物を購入。市場で肺魚を探したけど、ナマズやティラピアしか売られていなかった。肺魚見たかったなあ。

IMGP0659.jpg
橋の周辺の道路際のパピルス

帰り道は調査地を通りすぎて、Ithacaまで足を伸ばして、昼食にマトケを食べる。注文してからの待ち時間が長く、50分経過してようやく料理が届いた。その間はネット接続を試みたけど、どうも調子が悪く、結局、おしゃべりして過ごした。6人で豚肉3キロ(骨を含む)を注文して食べたらしい。

IMGP0697.jpg
今日のランチ

IMGP0688.jpg
ビールが安い

IMGP0712.jpg
バナナ

その後は夕食用のバナナビールとバナナ焼酎を購入し、調査地への分岐点まで戻る。森林局内にある環境教育センターを視察し、道路の反対側の村の見学。細い道が延々と続いていたが、この道沿いに転々と家が立ち並んでいた。バナナ畑を基本として、バナナの下にはコーヒー、インゲン、キャッサバ、タロなどが植えられていた。この村では、バナナ畑以外には、茶畑が多かった。バナナの花にタイヨウチョウのペアが訪花していたのに写真を撮り逃がしてしまった。雄は金属光沢があり美しい。

IMGP0739.jpg
バナナ満載の自転車

IMGP0775.jpg
バナナ畑と茶畑

IMGP0778.jpg
写真を撮る人々

夕方前に調査基地に戻る。明日は森で毎木調査。