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イノシシワナ見学 [日常]

午前中は卒研生の研究に関して、先行研究を進めているSさんと情報交換。ほぼ同じような結果が得られているようで面白い。20年前に研究されていた植物ももう一度しっかり確認しているとのこと。その他、意外と面白いネタが隠されていたことを教えていただく。フェノロジー研究にあんなこと書いちゃったし、責任もって論文化しないとイカンよなあ。

午後は獣害対策検討会の中間会議で、県内に設置されているイノシシワナの見学会へ参加。途中、卒研生が飼育していた生き物たちを元の環境へ返す。ちょっとだけだけど、データを採ることができたので、感謝。その後、植物園で前期の専門試験の採点などについて雑談。ギャップ形成率と絡めて種子散布の意義を1箇所にまとめてn個散布する場合とn箇所に1個ずつ散布する場合で比較した問題にしたけど、難しかったか?期待値ってあんまり実感が無いらしい。

その後、待ち合わせ時間に合わせて移動。参加者は10名ほど。最初に会議で途中経過の報告があり、その後、現地のイノシシワナの確認。イノシシワナの近くまではイノシシが来ているらしいけど、中に入るまでは至っていない様子。その辺の課題を確認するべく、現地で確認。今日は見学会があるとのことで、かなり餌が大盛りになっているらしい。

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ため池

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電気柵

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ぬたば

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ワナの一つ

自動撮影カメラで撮影された映像を見る限り、かなり風などでの誤作動が多そうだと思っていたけど、実際、1週間で16Gのメモリーカードが一杯になってしまうらしい。自動撮影カメラがあることでワナ周辺での行動を確認できるのは良いけど、データを処理するのが大変そう。今のところ、イノシシを中心に確認しているけど、他の動物も多数記録されているので、そのへんの情報をなにか有効活用する方法を検討しておくべきか。

先日、サクッとイノシシでおじゃました地域と比べると圧倒的にイノシシの痕跡が多い。掘り返した痕も数箇所で見られた。

明日はルーチンの林業試験場での自動撮影カメラの交換。